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「マリー・アントワネット」ラバーズも必見。ガーリーとエロの絢爛でございます。

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アメリカに越して来たアラブ人の父娘と隣人が巻き起こすダークコメディー。脇を固めるのは錚々たる役者陣なのも当然。この作品は「アメリカン・ビューティー」の脚本家が書いたものなんです。

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 ガーリーがやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ!
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突然ですが梅雨の湿気払い中に失礼いたします。以前タラログでもご紹介したカルト映画の決定版「ハロルドとモード(日本公開時タイトル:少年は虹を渡る)」の日本語字幕版がニコニコ動画にアップされております!くわーっ(号泣)。アップしてくれた方、ありがとう!ウェス・アンダーソン監督をはじめ、数々のアーティスト達を魅了して止まないこの愛すべき作品。見たくても日本版のDVDが発売されてないため、指をくわえていたであろうタラログ読者の皆様よ!ガーリー張るなら、これを見ずして何を見る?とアタクシに言わせるほどの珠玉の名作でございます。この下より「続きを読む」をクリックして頂くと目くるめくカルトなガーリー世界が皆様を待っておりますので、夜更かし覚悟で(笑)削除されないうちにトクとご覧あれ〜。

以前のタラちゃんのレビュー記事はコチラ

【追加】タラログのスクリーンじゃせせこましくて見た気になんネー!とお嘆きの貴兄のためにニコニコ動画のリンクも貼りました(スクリーン下)なので、そちらからもどうぞ。ニコ動のチャンネル右「WINDOW」をクリックすると更に画面が大きくなります。またコメントを撤去したい方はヒヨコマークををクリックで消えます。



[ガーリーがやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ!]の続きを読む
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(2008/06/30(月) 15:05)

 大きなことは良いガーリー

とは、一概にタイトル通りには申せませんが(爆)さっそく週末公開の「ヘアスプレー」を鑑賞して参りました。これは88年にジョン・ウォータズが監督して大ヒット。その後、ブロードウェイにもかかって、日本公演なんかもやっちゃったほどの有名な作品のリメイクでございます。あ、ご挨拶が遅れて失礼致しました。こんばんは、最近の更新のサボリ具合を見計らって、油断しているアナタにフェイントをかけるべく怒濤のアップ開催中(ウソばっか)。いやまぢで前回の記事を書き終えてから、また一ヶ月くらいサボる気満々だったんですが(笑)一昨日のオープニングデイに見た、この作品があまりにもガーリーに満ち溢れていたので(語弊はありますが、マリー・アントワネット以来のガーリーな衣装かと)いっちょ紹介しなくては!と重い指をあげてみた(大笑い)。まあ、そんな感じで勢いだけはあるんだけども、実は今回も満載画像でごまかす予定もございますので、そのへんは深く追求しないで下さいましね。で、まずお伝えしておかなきゃいけないのが、ご覧の画像のように今回のガーリーさんは大きい。

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今までも縦方向に大きいガーリーさんというのは、ファッション系も扱ってる都合上、紹介はして参りました。と、その前に改めてお断りしておきますが、自分がチビだからと言って「小さい=ガーリー」と括ってるわけではございません。食生活が欧米並みになって来た昨今、若者の平均身長は伸び続け(留まるところを知らないのも困りますが)一般的に165センチ〜170センチくらいの女子が、洋服が似合う!とか、モデル並みの身長の持ち主!ってことでモテハヤされてるのではないか?(知らんけど)。それでも「小さい=なんか女の子っぽい=んじゃガーリー」という説は、今や都市伝説になりつつも(小さい女子の間では)定番化してるというのもありましょう。まあ、この多様化した世の中でガーリーばかりが、一個の価値観で語られるってのもオカシな話なわけで、ああいうガーリーがあっても、こういうガーリーがあってもエエじゃないのさ。要は客観的に賛同者がいるかいないかの問題だもんね。なので、オカマの世界にだってガーリーはあるよー。とセカチュウしたい、そこのアナタ(あ、いないか)ちょっと待ってて、今からそのことについて書くからよ。うひゃひゃ。で、思わず話がジェンダーレスなほうへ逸れてしまったんですが、その前に体型的な問題も含めて作品のストーリーを簡単に。

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時代はベトナム戦争前。ヒッピーやビートルズが若者文化に君臨するちょっと前のお話。トレイシーはボルチモアに住むダンスが大好きな高校生。地元で人気のダンス番組「コニー・コリンズ・ショー」が楽しみで、放課後は放送時間に間に合うよう、母親が厳格なために自宅で番組が見れない親友のペニーとダッシュで帰宅。レギュラーでイケメンのリンクが画面に映るとそりゃもう大騒ぎ(笑)。エドナは巨漢の自分に似た娘のトレイシーを思いやる優しい母親。が、そんな自分のルックスを恥じているために何年も外に出たことが無い。エドナは娘の夢がTVショーでダンスを踊ることと聞いて必死で止めるが、自分の体型のことなどまったく気にしてない天真爛漫なトレイシーはペニーと共にオーディションを受け、そしてなんと!受かってしまう。黒人の友達シーウィードに教わった最新ステップを披露する彼女は、地元でも人気者になり、父親のウィルバーが経営する玩具店でトレイシーのノベルティーグッズを販売し、街中にトレイシー旋風が吹き荒れる。そんな娘に引っ張られるように、自信が無く内気だったエドナも徐々に社交的になっていく。今では憧れのリンクでさえも、ダンスが上手で天真爛漫なトレイシーに惹かれているが、そんな彼女の人気が気に食わなく思っているのが、ヴェルマとアンバーの美人母子。アンバーはトレイシー以前の番組のアイドルで、リンクのガールフレンドでもあった。TV局のマネージャーを務める母のヴェルマは娘をスターにすることに命を賭けているので、なんとか足を引っ張ろうと躍起になる。トレイシーには新しい夢があり、それは「コニー・コリンズ・ショー」で行われる「黒人のダンスの日」を特別なものじゃなく、番組で人種関係なく友達と一緒に踊りたいということ。そのくらい黒人達のダンスに心酔してしまった彼女は、人々がいまだに差別意識を持っていることが理解できない。そして、いよいよトレイシーは・・・。

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と、ネタバレ寸前のところで止めてみました(笑)。いや、これ88年の初代を鑑賞している方はストーリーはわかってると思うのよ。だから敢えて止める必要もないんだけんども。実は劇場でリメイク版を鑑賞した夜、TVで初代のほうも(!)放映されてまして眠たい目をこすりながら、チラッとだけ最初のほうを鑑賞。うーん、これはまたナントモ(苦笑)。正直言ってリメイク版のほうが万人向き。ミュージカル嫌いじゃなければ(監督が振り付け師ということで8割は歌と踊り)ハッピーになれること請け合いの作品です。が、カルト度は初代のほうが勝ってるよな。いやエドナ役はディヴァインだし、ジョン・ウォーターズ監督作(リメイク版でもカメオ出演してます)なんだもの。カルト以外の何者でもない感じはしたけども(苦笑)。ただリメイク版のキャスティングセンスが最高にイカしてて・・・ヴェルマ役は初代のデボラ・ハリー(ここもまさにカルト風味)に対し、二代目はミシェル・ファイファー。クリソツでしたわ、見かけが(大笑い)。そしてエドナ役の二代目は体を張った(ギャハハ)ジョン・トラボルタ。考えてみれば、この対決も元祖グリースVS二代目グリースなのよねえ(感慨深い)。

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で、この寅さんの人目を憚らぬ怪演ありきでディヴァイン無き「ヘアスプレー」に近づいた感はあったかな。ディヴァインのエドナがナチュラル系だったのに比べ(ナチュラルって表現もなぁ)寅さんのほうはガーリー(いやホンマに)。毎度、ゲイ(もしくは)バイセクシュアル説が途絶えない寅さんですが(妻子もいるのに・・・)これフツーの50代男子には出せない可愛さだろ?と思っちゃったのはアタシだけ?いや付き合ってくれた夫もアタシが教えてあげるまで、寅さんだとはツユとも気づかなかったご様子。是非エンタメに疎い男子を誘って鑑賞する予定のアナタは、エドナが寅さんだと黙っていてごらん。で、最後に驚かせてあげて下さい(笑)。それだけでも楽しかった度が2割増すはず(保証はしませんが)。まあでもアタシャ、寅さんによくやったと肩を叩いてあげたいね(何様よ)。だって(たぶん)フツーのおじさんが(ゲイかもだけど)ここまでガーリーになれるんだよー。だったら女の心を持つ、ゲイのアナタ(いないか)が、ガーリーじゃないはずが無かろうて!アタシが保証します。ゲイもガーリー、親父もガーリー(ホンマかよーーー)ガーリーは一家、人類は皆ガーリー(爆)。つか結局、話がジェンダーレスな方向に行っちゃったしー(誰かアタシに方向指示出してくり)。

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で、やっと本題の「大きいこと」についてですが、作品のタイトルが「ヘアスプレー」っていうだけあって、60年代中頃まで大流行りした大きな頭がひとつのテーマになっております。って、言ったって「頭がデカい」とかそういうことではなく・・・スプレーかけまくって膨らませた頭のこと。登場人物の大半がデカ頭なんですが、これがまたガーリーなんだわ(特にブロンドだとさ)。そして母エドナにデカ頭を注意されても怯まない(結局、エドナもデカくするんで。笑)主役のトレイシーの打たれ強さとゆーか(笑)素朴な可愛さとゆーか、体中から溢れるラブを表現するには皮下脂肪も必要かも?と思わされてしまうくらい無邪気な笑顔なのよねえ。実際に演じたニッキー・ブロンスキーは、なんとあの「コールドストーン」で働いていた19歳なんですってよ!高校時代に演劇部だったらしいけど、キャリアは、たったそれだけ。いやあこれぞアメリカンドリーム?(笑顔にもなるわな)。ジェニファー・ハドソンちゃんの時もそうだけど、デブは夢を叶えやすいのか?そういや、毎回ロトで大当たりを出す人もデブ率は高い・・・うーん、マンダム(意味不明)。今後、ニッキーちゃんがハリウッドで大活躍するかどーかは別として(性格俳優ならぬ、体格俳優だもんなぁ)リンク役のザック・エフロンとチュー出来ただけでも儲けものでしょうな(あれ?オバちゃん丸出しか?)。

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いやオバちゃんと罵られようが(爆)イケメン評論家として、これだけは書いとかにゃアカンと思って書くわ、アタシ。「ハイスクール・ミュージカル」を見ていないので、ちっともワカランチンだったんですが、ザック・エフロン注目です(え?もうしてた〜?ガチョーン)。いやさ、まだまだ青い感じの19歳なんですが(自分の息子かのよーに)どうやらカリフォルニアボーイらしい。んでもって、生粋のディズニー出身の清潔感が全身に漲っておりますが、今後どう汚れて行くかで俳優としての真価が出て来るかと思われます。今まではティーン向けの作品への出演が多かった(大人向けだと単なる子役とか)みたいなんですが、今回のコレで大いに熟女達の記憶にも残ったであろうと思うよ、ザッくん(うひゃ)。なんつーか、リーゼントが美しく似合ってましたよ。往年のジョニー・デップ風とも言えるか?そのうえ、歌って踊れるとあっちゃ、ハリウッドが放っとくわけが無い(系統的には寅さんのフットステップか?)。どうやら「フットルース」のリメイクでの主演もオファーされてるようで・・・(うひゃ)。とにかくオバちゃん、よく知らずに語ってるから真のファンの方、許してね。この作品、色んな意味で新しい発見がありますのでおススメです。

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トレイラーはコチラ
ザッくんのサービス映像はコチラ
オフィシャルHPはコチラ
衣装もホントに可愛かった!只今、eBayにてチャリティーオークション中
タイアップでヘアスプレーまで作っちゃったみたい(笑)。コチラ
ジョン・ウォーターズ監督の低予算版のトレイラーはコチラ

そしてオマケはやっぱりアレで。


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(2007/07/22(日) 19:01)

 魔性の国のイヴとイヴ
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コレクション考察も一段落ついたので(ま、頼まれちゃいないんだけどさ)年明けからずーっと書きたかった映画「My Summer of Love」の話を。で、ずっと書きたかったはずなのに、まだどこか自分の中でためらいがあったりして・・・ここ数日間は画像を集めたり整理したりしながら、書き出しが思いつかずにいたアタシ。観客にとっての映画の良し悪しなんて個人の嗜好が違えば違って当然だし、それがインディペンデント系にカテゴライズされるものであれば、なおさらその作品が観る側のパーソナルな部分に訴えるかどうかってのも人それぞれ。いつもなら(自分にとって)いい作品を観ると鼻息荒く(苦笑)レビューを書きたくなっちゃうアタシなんですが、今回はなんてゆーのかなぁ・・・自分だけのものとして取って置きたいような感覚?誰にも教えずにこの気持ちを独り占めにしたいような感覚?少女の頃、大切にしていた「自分だけの秘密」っていうような、何とも言えない忘れかけていた感情に逆戻りしてしまったりして。自分の中のコアなガーリーを鷲掴みにされた感覚とでも言うのでしょーか・・・。なのでアタシにとってはかなり衝撃な作品でした(笑)。こんな風に言うと、この作品の表面的な部分(レズビアンの話)でショックを受けたのかと思われちゃうかもしれないんだけど、そんなわかり易いタイプの衝撃じゃないんだな〜、これが。

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ストーリーは「イギリスの片田舎、ヨークシャ地方で兄と暮らすモナ(ナタリー・プレス)は、亡くなった両親が残したパブを教会にしようとする兄に苛立っている。モナの兄は暴力的で刑務所にも入っていたことのある過去に苦しみ、自分自身を悔い改め真っ当な人間になろうとして宗教にのめり込んでいる。そんな鬱々としたある日、いつものように草原で寝転がっていたモナは夏休みを利用して帰省中のタムジン(エミリー・ブラント)と出会う。タムジンもまた自分のことばかりに忙しい両親に放っておかれる寂しさを感じていて、二人は急速に親しくなる。お互いを知るうちにモナはタムジンの上流階級特有な退廃的魅力に惹かれて行き、またタムジンもモナの純粋さに惹かれ、眩しい夏の光の中で少女二人はドンドンと感情の深みにハマって行く。そして夏休みが終わる日、二人はそれがひと夏の経験だったということを知る・・・。」


まあ、短くまとめるとこんな感じなんですが(笑)ヨーロッパ映画独特の(監督はドイツ人)詩情あふれる繊細なストーリー展開に加え、夏のヨークシャ地方の風景の美しさ、作品中に使われている(二人の部屋やファッションなど)色の鮮やかさ、シーンごとに挿入される透明感のある音楽・・・そのすべてが印象深い。初めは「プラダの悪魔」を観て以来、気になって仕方がなかったエミリー・ブラントの出演作チェックくらいの気持ちでDVDをレンタルしたんですが、観ているだけでグングンと作品の中に引きずり込まれて行くような快感があって、そのまますぐにDVDの購入に至ってしまいました(笑)。いや、ホンマにこれ宝物ですわ。

こう書くと「タラって本当はレズっ気があるんじゃないのぉ〜?」ってな噂が立っちゃうかもしれませんが(笑)レズっ気って女子だったら皆、持ち合わせてる感情なんじゃなかろうか?否、男子だって皆、ホモっ気は持ち合わせてるもんだってゆーし、同性に惹かれる気持ち、同性にしかわからない感情ってのは誰でもあると思うのよねん。ただやっぱり実生活になると自分にはそぐわない部分もあったりするわけで・・・でも中には生き方としてそれがピタリとハマる人もいて、そういう自分の感情にピュアに行動出来る人が(もしかしたら)同性愛の道に行くんだろうし、そのあたりはかなり繊細な分かれ目なんじゃないかと。だからこうして美しい映像で見せられると、自分でも意外なほどフワ〜っと世界に入り込めるのかもしれない。女だけの世界、女同士にしかわからない世界、だってこれがガーリーってモンじゃございませんか?ねぇ(笑)。

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作品自体の出来の良さも本当に素晴らしいんだけど、際立ってるのはやはり主演の二人。モナ役のナタリー・プレスは、かのケイト・モスを3〜4発ブン殴ったような(笑)クシャッとした面白い顔立ち。どこか夢見ているようでありながら、いつも何かに飢えていて・・・イライラと不満を抱えていながら、ピュアな輝きがある寂しがり屋の仔犬のような目が印象的。アタシはこの作品で初めて存在を知りましたが、労働階級に属するイギリスの田舎の少女ってのが見るからにピッタリとハマる女優(次回作ではミシェル・ウィリアムズとの共演作でエミリー・ブロンテを演じるそうですが)。もちろん演技なんだけど、モナっていう女の子が実際にヨークシャ地方に行ったらいるんじゃないか?とまで思わせてしまうほどのリアリティーがある。また頼りな気だけど存在感のあるモナとは逆に、大人っぽいタムジン役のエミリーはまるでモナと一緒に自分も夢を見てたのかと思うくらい儚さがあって、このケミストリーがすごく良い。

個人的に大プッシュのエミリー・ブラントではありますが、この作品を観たらエミリーに興味の無かった人もアレ?って思うんじゃないかなぁ。もしくは好きになっちゃうか・・(うは)。プラダでの役柄もイジワルさを全面に出していたのがハマってたけど、この作品でもイジワルとゆーか、悪戯好きで誘惑的、嘘つきで大人を小バカにしてて、ちょっと残酷でクールな少女。・・・そんな複雑で繊細で小悪魔のようなタムジンにピタッとハマってるのよね、エミリーちゃん。印象的なシーンにタムジンがエディット・ピアフが好きだと言って、ピアフの曲を聴きながらモナにピアフの生き方を語るトコがあるんだけど、そこなんか震えが来るくらいステキ。なんだろうかねえ、どう言ったらいいのか、もうスゴく魅力的なんだわ(うわはは)同性から見ても。

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彼女自身、美人で賢そうな申し分無い外見に加え、この役柄の中にも色濃く出ている(生粋のイギリス人っていうのに驚かされるほどの)デカダンスなムードがある女優なのですが、この一見、堅そうなブリティッシュアクセントで喋る優等生っぽいエミリーだからこそ、彼女の妖しい魅力が下品にならず引き立つのかもしれません。学生時代にいた憧れの先輩っぽい雰囲気って言ったらいいのかなー(作品中ではお得意の乗馬やチェロ演奏も見せてくれます)。そしてこの作品の撮影時の3年前、エミリーちゃんはまだ20歳そこそこ。今でも23歳とは思えないくらい大人っぽいけど、この作品での艶っぽさって言ったらアータ。男じゃなくても惚れますゼ(笑)。それが証拠にこの作品を観たスーザン・サランドンは自分の次回作の相手役(同性愛の話じゃないけど)になって欲しいと、エミリーちゃんに《直接》オファーの電話を掛けてきたんだそうです。その作品「Irresistible」も観ましたが、これもエミリーちゃんの妖しい魅力が全開で、やはり知性派は知性派を呼ぶ法則とでも言うのでしょうか?(笑)スーザン様もお目が高い。この作品も「My Summer of Love」同様に日本未公開っていうのがなぜっ?と、アタシャ配給会社の人に聞いて廻りたいくらいです。

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で、あまりにもエミリーちゃんに関する情報が日本では少ない(と思われる)ので、エミリー啓蒙のためにも次回また改めてエミリーちゃん特集はやりたいと思っております。どうぞお楽しみに。うひひ。冒頭にも迷いがあったことは書いたけど、今回この「My Summer of Love」に絞り込んだレビューにするか、エミリーちゃんの紹介も兼ねるか等々も考えちゃったのよねえ。ですが、まずは段階を追ってね(笑)。アタシ自身がエミリーちゃんに萌えて行った順番にお届けしたいかと思いますわよ!(勝手にね。ヒヒヒ)。最近はタラログでもすっかりお馴染みになったズーイーちゃんが妹タイプなら、エミリーちゃんは断然に姉タイプ。年齢は逆なんだけども、それもまたヨシ(何が)。で、ココまでの話で、こんだけ作品の素晴らしさ、ガーリー度の高さを謳っておいて映像がないのもナニなので、見つけてみたよトレイラー!さっそく自分の目で確かめてみて下さいませ。そして禁断の世界へ?どーぞ〜。



オフィシャルサイトはコチラ

でもさ、トレイラーだけじゃ作品の繊細さは伝わりきらないよねぇ・・・どうすっぺ。


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(2007/03/31(土) 12:05)

 ガーリー・オブ・トゥモロー

あー。やっと書き始めております(笑)。今回も映画レビューだけんど(バラエティーに乏しくてスンマヘンねぇ)思ってから書き出すのにスゴく時間がかかっちゃったよ。もしかして過去最高に書き出しの神が降臨するのが遅かったかも(知らんて)。作品は日本でも来月公開、堂々のオスカー8部門ノミネート作品「ドリームガールズ」です。観て来たのはGG賞授賞式の後の先々週のこと。公開前から観る気満々だったんだけど、なんせミュージカルが大嫌いな夫から「誘ってもオレはこの映画は絶対に観ないぞ」とプレビューの時から言われてたモンで(苦笑)どうしたもんかと・・・ま、DVDまで待つかぁ・・・等々(注*アタクシ車の免許がないんでね)過去ムリヤリに「マリー・アントワネット」を鑑賞させて気まずくなった経験のある妻は考えたりしてたわけ。

さらにアンジーを観たいがための妻リクエストで出向いた「Good Shepherd」でも内容があまりにナニだったので、我慢の限界を超えた夫は席を立って床屋に行っちゃった(爆)ってのもつい最近の出来事だったんでさ、ドーすっぺかと(苦笑)。だけどさぁ、GG賞授賞式でコメディー&ミュージカル部門の助演女優賞に輝いたジェニファー・ハドソンのスピーチを観て怒濤のカンドーになっちゃったアタイは、やっぱどうしてもスクリーンで観ときたいなと思っちゃったのよん。だってオスカー受賞ミュージカルの「シカゴ」はDVDで鑑賞したんだけど・・・小さい画面じゃ作品の面白さが半滅だったんだもの。なので今回は夫は送迎のみで一人鑑賞を決行。逆にこのほうが思いっきり泣けて良かったですわ、クリネックスも箱ごと持参したし。うひょひょー。

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有名な舞台劇なのでミュージカル好きの方であればストーリーはご存知かと思われますが、いつも通りに軽ーく(ウソをつけ)あらすじのご説明をば。いや今回はまぢで端折るよ。「ディーナ(ビヨンセ)、エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)の幼馴染み三人組は「ドリーメッツ」を結成し、スターになることを夢見て地元デトロイトのタレントショーにチャレンジする才能あるティーンネイジャー。この三人の女の子が地元で出会った同じくアメリカンサクセスを夢見る男達の巧みなサポートで、チャンスを手に入れ「ドリームス」として全米屈指のスーパースターになり、それと同時に恋や仕事を通してひとりの自立した女性になっていくまでを描いたストーリー」でございます。ね、短いっしょ?(大笑い)。だってさー、シンプルな成功物語のワリに登場人物が多いぶん、意外と内容濃いんだものよぉコレ。なので2時間半という時間もアッという間。飽きずに鑑賞できました。

まず一聞の価値があるのはアタシのお目当てでもあった(GG前は違ったけど)エフィー役のジェニファー・ハドソンちゃんのお歌。B系ミュージカルですから当然ソウルフルな歌声がウリなわけですが、はっきり言って隣にいるビヨたんが300メートル先にぶっ飛んでっちゃうくらい上手いです。ええ(笑)。まあ、ビヨたんだってグラミー9個もいっぺんに貰ってる女ですし、過去にはオスカー授賞式のゲストでビヨのリサイタルか?っつーほど歌いまくった経験もあるわけで、本人の持つ華に加え、業界での歌の上手さはお墨付き。だから今回の主役だって廻って来たわけだし。が、ビヨも(ビヨンセ立ちのまま)300メートルはぶっ飛びます(笑)。物語のはじめはエフィーがリードボーカルだったので、もちろん故意に彼女の歌声を目立たせてた演出ってのもあったんだろうけど、後半戦でビヨたんが一発二発カマしても追いつけなかった感あり。アタシには普通の人の歌に聞こえちゃった。だってさ、エフィーが歌い終える度に客席から拍手だよ。映画館の客席ってことですわよ。まぢスゲーよ(笑)。

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そして下画像をご覧頂く通り、ディーナ役のビヨたんの美しさも見逃せません。ストーリーは60年代のモータウンレコードの発展とダイアナ・ロス&シュープリームスの成功物語を下敷きにしてるわけですが、ディーナの元ネタであり、当時ディーバと言われて界隈に君臨したダイアナ先生よりも数倍美しい。実際のダイアナ先生はメンバーを踏み台にしてまでのし上がったくらいの傲慢女だったらしいんだけど(苦笑)この作品中のディーナはあくまで仕事上のボスであり(ベリー・ゴーディーがモデル)後に夫となるカーティス(ジェイミー・フォックス)に操られるお人形という設定。きっとダイアナ先生が事実をぶちまけられるのは嫌がったんだろーな(妄想・・・じゃないような気がする。アハ)。でも清潔なお色気をウリにするビヨには上昇志向丸出し系よりピッタリな役柄だったようにも思いますわ。時代が変わりTVウケするためにマネージメント側が綺麗なディーナをリードに持って来るってのも合点がいくし。だからそのためにエフィー役はビヨたんよりブチャイクで(役作りのために太ったらしいが)歌がメチャクチャ上手いってのが必須条件だったんだろーなー。でもよく見つけたよ(いい意味で)。

ってーのも、ジェニファーちゃんは(いまや)国民的番組「アメリカンアイドル」出身なんだと。しかも落とされた負け組(苦笑)。いまじゃ「アメリカンアイドル」のプロデューサーも悔し涙にむせび泣いていることでしょう。うひゃひゃ。やったね、ジェニファー!人間どこでどうなるかわかったもんじゃないですねー。ジェニファーちゃんが「押してダメなら引いてみな」って思ったかどうか知らんけど(思わんだろ)一発逆転ホームランだよね、コレ。そんなアメリカ人が大好物な背景も手伝って、25歳のジェニファーちゃんはタイトル同様にドリームガールとしてアメリカに迎えられたわけでございます。エエ話や。

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ところでアタクシ、クリネックス持参した甲斐があって鑑賞中泣き通し(爆)だったわけですが、ジェニファーちゃんのお歌以外にも泣きドコは各所に用意されております。いや感動作品ではあるけども泣けない人もいると思うよ。だけど音楽を聞いて感情移入、もしくは気持ちが高ぶったりしやすい方は要注意(エバンなっつの)。女の半生を描いてるので同じ女として揺さぶられる感情は大いにあったんですが、特に共感したのは女の友情についての部分。

高飛車なところはあるけれど歌が上手く姉御肌のエフィーは、リードボーカルの座をルックスのいいディーナに取られたことに腹を立て、グループの中でディーナにスポットライトが当たることに嫉妬し、好きな男までが美しいディーナを愛し始めてることに気づくと「自分からすべてを奪った」となじる。また作曲担当の兄C.C.(注*イケメン)までもが姉のエフィーではなくボスやメンバーの味方になってしまい、孤立し傷ついてグループを去るわけです(この去っていく時の歌がH&Mの広告PVにも使われた有名なアレ)。その後、なんだかんだはあるんですが(割愛)ディーナは自分が商魂一徹主義のカーティスの手の平の上で踊らされて来ただけだということに気づいてしまう。そう自立心が芽生えてしまうんですな。素直なお人形だったディーナが意思を持ち、カーティスの行動に疑問を感じ始める。そしたらアンタ、男と女の関係なんてお終いでんがな(ホンマやで)。そして自分の栄光が、昔、夢を一緒に追っていたはずの幼馴染みエフィーの悲しみの上にあったんだということに気づく。エエ話や。ネタバレと言えども、このへんまではオフィシャルサイトにも載ってるからね。まあ、そのあとはお楽しみに(笑)。

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こういう風に書くとやはりビヨたんが主演でジェニファーちゃんは歌の上手い脇役なんだろうな。ってことになっちゃうんだけど、グループを脱退して職もなく落ちぶれた生活をしていても、自分にとって大切なものを見失わないエフィーの強さを演じ切ってるとこなんてアータ、圧巻です。ちょっと泣くで(笑)。なもんで、ご覧になる予定の方は、お歌だけで無しに脇役のはずのジェニファーちゃんの存在感にも是非ご注目を。ってことで。ワリと大プッシュ?(笑)。

かつてアタシにも(また自分の話だけど。笑)毎日のように一緒に過ごし、打ち明け話をしあったり、泣いたり笑ったり、時には喧嘩もし、そんな目に見えないものをシェアしていた幼馴染みがいたんだが、今はどうしているんだろーか(知らんのかい)。女も年を取れば取るほどに様々な人生模様があるわけで、お互いに共通項が無くなって来ると自然に音沙汰が途切れたりしてくるもの。幼馴染みっていう過去の存在が、今の自分に必要なくなってくるってなこともあったりするのかもしれんよね、ウム。それでも幼馴染みに限らず、昔の友達ってのはいつ会っても昔の自分にフラッシュバックできる貴重な存在なわけで(個体差ありますが)。エフィーとディーナのように何かのキッカケですれ違っちゃったとしても、もしまた出会えたらあの時間を一緒に過ごした相手としてお互いをリスペクトし合えればいいなぁ〜。なんてことまで思わされましたわ。うはは。

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GIRLIE OF TOMORROW.

アメリカ版トレイラーはコチラ
メイキングビデオはコチラ


頼まれなくともドーンと見せます(YouTubeだけどさ。笑)。



まだ夢がいっぱいで皆がドキドキしてる様子が上手く描かれててこのシーンが一番好き(だから拡大してみた)。エディー・マーフィーもステージではいい味出してましたわ。イケメンタイプじゃないけど歌も上手いし、人を惹き付ける何かがやっぱあんだな。











作品中の映像を使用したビヨたんのPVもどうぞ(要らんかった?うは)。


そして今回の記事を読んであの子が気になっちゃったキミへ贈る!

[ガーリー・オブ・トゥモロー]の続きを読む
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(2007/01/31(水) 18:58)

 昼は淑女、夜はガーリー
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全国一億人のガーリーな皆様こんにちは(つか、そんなに来店ネーだろが)。新年早々また懲りずに映画レビューだよ(爆)。スンマセンねえ。専業主婦につき日々の活動内容が乏しいもんで(苦笑)こういう脳内疑似体験が唯一の愉しみだったりするアタイ(カナシーッ)。ま、そんなんでも怠惰な性格と相まって不思議と毎日が楽しい(うひゃひゃ)。と、そんな怠け女でばかりいるわけにもイカンので来週こそは重い腰を上げ、年末に宣言した自分祭り開催に頑張りたいと思います。え?要らん?ンなこと言われたら二度とやらんわ(ウソ)。

新年すでに何本か映画鑑賞はしておるのですが、このポスターの作品「Irma La Douce/邦題:あなただけ今晩は」を再鑑賞。大昔、旧ブログで廻って来た映画バトンでも好きな作品で挙げたくらい大好きな作品(ややこし)。古い映画好きの方なら、おそらく鑑賞済みなんじゃないかとお察しいたしますが、63年に公開された故ビリー・ワイルダー名監督の作品の中でも最高峰だとアタクシは思っとります。だってさー、何度観ても可愛いんだもん、ガーリーで(笑)。主演のシャーリー・マクレーンは好きな女優の一人。どっちかって言うと正統派美人女優より、ファニーフェイスで偏屈なタイプの女が好きなので若かりし頃のシャーリー・マクレーンはアタシの好みにピッタンコ(お婆ちゃんになっても可愛いけどね)。

事実上、ロン毛振興会を推進しておるアタクシですが(いつからよ)シャーリー・マクレーンのショートだけは許す(笑)。いや、何がってアータ。この方の場合、トレンドに左右されてショートにしてるわけじゃないのよ!ってトコが魅力。しかも大概がオサレ系なスタイルではなく、まるで子供みたいなざん切りヘアってとこも彼女に似合っててカワユい。デビューしてから今の今まで頑なにスタイルをキープしてる自分の個性がわかってる女(の先輩)ってのが、ロン毛振興会のアタクシでも思わず深々と一礼させらてしまう理由なのでございます(ココとっても大切)。ま、そんなショートへのリスペクト話は置いといて。今日もブログ記事のほうはロングで行きまっせー(爆)。まずはこの作品のストーリーから、いつも通り長々と説明させて頂きますわよっ。うひゃひゃ。

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パリの裏町、娼婦街で働く売れっ子娼婦のイルマ(シャーリー・マクレーン)。見た目の通りのカワイコちゃんなんで、皆は「イルマ・ラ・デュース/可愛い子ちゃんのイルマ」と彼女を呼ぶ。古株のパリの警官達は売春行為については黙認。娼婦達の稼ぎがポン引き達に渡り、ショバ代としてポン引き達からパトロール中の警官達にもいくらかのチップが廻るってな具合。警視庁のおエラいさんでさえ娼婦街の常連さんってのも衆知の話。ところがある日、パトロールをしていた新米警官のネスター(ジャック・レモン)が娼婦宿になっているホテル・カサノヴァをガサ入れし娼婦全員をしょっぴいてしまったから、さあ大変。客の中にいた警視庁のボスに呼び出され、ネスターは即刻クビ。職を失い向かったのはカサノヴァの目の前にあるポン引き達の溜まり場になっているビストロ。ヤケクソになって一杯引っ掛けていると、ヒョンなことからポン引きの親玉と喧嘩になってしまい、どういうわけか偶然にもネスターが親玉をノックアウト。親玉の女だった売れっ子イルマに気に入られ、ラッキーにも自分に寝返られてしまう。

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そんなこんなでお互いに惹かれ合い、イルマのアパートで一緒に暮らし始めるネスター。仕事もポン引きの親玉職に収まるが(笑)ネスターに惚れ込んだイルマは自分の男の面倒をみたいばっかりにセッセと仕事に精を出し、一緒に過ごす時間が作れない。そこでビストロのマスターに相談したネスターはおかしなコスプレで「X卿」という架空の英国紳士に扮し、一回500フランという破格の金額で週ニ回イルマに会いにパリを訪れるというシナリオを作り、マスターの協力を得てさっそく実行。何も知らないイルマを大喜びさせる。が、その500フランが湧いて出て来るわけも無し。自分の女に会う費用を作るために早朝、イルマに内緒で市場で働く羽目になる。毎朝疲れ切っているネスターを見てとうとうイルマはウソに気づくが、すっかり自分の娼婦仲間と浮気をしてると信じ込み二人は大喧嘩。

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そしてそんな二重生活に疲れ切ったネスターはX卿の衣装をセーヌ河に捨てるが、それをネスターに恨みのある元ポン引きの親玉が目撃。さてはネスターが嫉妬のためにX卿を殺したと勘違いした彼は警察に連絡し、あっけなくネスターは逮捕され投獄されてしまう。ネスターがX卿を殺したと知って一時は怒るイルマも、ネスターが自分への愛のためにやったと知って感動するが時はすでに遅し。その後、投獄中のネスターはイルマが妊娠したことを知らされ、またもビストロのマスターの知恵を借りて脱獄に成功。イルマの元へ無事に帰るが、当然、警察の追っ手がやってくる。そこでネスターは再びX卿に扮し、警官や元親玉の見ている前でセーヌ河の中から姿を現してみせ、皆の度肝を抜いてみせる(笑)。身籠ったイルマは「アナタの子供じゃなく、X卿の子供だ」と告白するが、そんなことはどっちでもいいネスター(そもそも同一人物だ)。そして無事にイルマと結婚。式の最中に産気づいたイルマは教会の一室で子供を産み落とす。めでたし、めでたし。というストーリー(笑)。ねっ、可愛いでしょ?

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いやさ、こんな風に淡々と書いちゃうとなんだか「フーーーン」てな話だよ。だけど舞台背景がハリウッド黄金期の60年代で撮影はテクニカラー使用、ほとんどセット撮影だったという舞台は当時のアメリカのフィルターを通した庶民的なパリ〜。もうそれだけでご飯三杯はイケルっちゅーねん(大好物、大好物)。あの時代、パリを舞台にしたハリウッド映画っていったらオードリー・ヘップバーンものが主流中の主流。オードリーはなんたって欧州出身だから、やはりヨーロッパの洗練みたいなものが滲み出ちゃうってのが、またステキ度を上げてるわけですが、この作品はシャーリー・マクレーンっていうバリバリのヤンキー娘主演。体もデカきゃ、洗練されたムードなんてのも皆無で(苦笑)とにかく男なんて蹴っ飛ばしちゃうくらいのお転婆なアメリカンギャル丸出し。でもそこがスゴーく可愛いの。冷静に考えたら決してパリジェンヌなんかに見えるタイプじゃないんだけど、なぜかこの娼婦役には骨太感のあるシャーリーがとーーーっても合っている。逆にアタシが好きなオードリー作品はオードリーが都会に憧れる田舎出身のアメリカ人を演じた「ティファニーで朝食を」だったりして・・・。やっぱアタシってギャップ(=現実と妄想の間にある虚像)が好きなんだと思うわ。うほほ。

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で、また映画の話に戻りますと(すぐ逸れちまうんだからーん)シャーリー自身も最高にいいんだけど、名優ジャック・レモンとのコンビネーションがまたいいんだわ。ジャック・レモンも往年のコメディー俳優の中では好きな俳優なんですが、今どきで言ったらベン・スティーラー風味?真面目で不器用で神経質でお茶目なカッコ悪さを演じさせたら天下逸品(笑)。とにかく肩をガクンと落とした演技だけで切ない笑いの取れる男。本来この作品はマリリン・モンローのために書かれた脚本だったらしいんですが、残念なことにマリリンが亡くなってしまったことでシャーリー・マクレーンに白羽の矢が飛んで来たらしい。これも古い映画ファンなら衆知だと思われますが、この二人、同じくビリー・ワイルダー作品で傑作の誉れ高い「The Apartment/邦題:アパートの鍵貸します」で素晴らしいコラボっぷり、息の合ったコメディーっぷりを見せてくれておりまして、そのへんの絶妙なケミストリー加減が抜擢の理由だったんでしょうねえ。ジャック・レモン演じる切ないダサ男に絡む、シャーリーのハスッパっぷりがまた可笑しく、この不機嫌で無表情なシラケた演技が似合うってのもズーイーちゃん然り、アタシのガーリー萌えポイントだと思われる。オホ。

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やっぱね。心にダイヤを持ったハスッパ女はいい(何がやねん)。イルマは一見ぶっきらぼうなんだけど(ことあるごとに煙草をプカーッとやったりして)一旦、男に惚れちゃったら惚れ尽くしちゃうってゆーか、見返りを求めずに突っ走るってゆーかね(笑)。で、再鑑賞した夜、恋愛はかくあるべきだわ!とオバちゃまは膝を打っちゃったわけ(だから書いてんだけど)。とは言っても、まあ皆自分のやりたいように恋愛すりゃーいいんだけどよ(ま、言わせてくれ)。思うに一生懸命に恋愛した人(してる人)とそうでない人の間には暗くて深い河があるような気がするの。何だよソレってか?まあ、今から書くからちょっと待ってよん(笑)。んでさ、こればっかは年取れば取っちゃっただけ、周囲の声とか自分のプライドとかっていう要らんもんが邪魔してなかなか踏み切れんのも確か。だけど見栄で恋愛してはイカン!自分のほうが思われてなきゃカッコ悪いとか、自分の都合どうりに行かないと我慢がならぬって言うアナタには(若かりし頃の)アタシ以上の怠け者認定証差し上げます(申し出があればだけど。笑)。

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イルマは自分を商売道具にしか思ってなかった元親玉を(偶然)やっつけちゃったネスターに惚れ込む。そして惚れた男には自分の身を粉にして(っていうよりはプロ意識に溢れ、なんの疑いもなく娼婦業に勤しんでるんだけどね)ネスターを精一杯の伊達男にさせるべく張り切って働く。手抜き無し、尽くす女になるってわけです(笑)。そんな心がダイヤモンドなイルマを元警官、まじめ男ネスターとしては放っておけないわけさ(エー話や)。イルマと自分の仕事上の関係?をわかっていればこそ、自分で自分のカノジョを買ってでも守りたいと思い、下手な茶番劇を演じる。バカみたいでしょ?そうなの。でもこのバカになれるってことが恋なんですねえ。愛なんですわ(笑)。

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これは60年代前半っていう、まだアメリカにはダブルスタンダード(封建的)ムードが色濃く残る(まだ残ってはいるが)ウーマンリブなんてのが騒がれる前のストーリー。ハリウッドに置いても男達の実権が強く、男の望む女性像がモテハヤされ、そんな作品がたくさん作られていた時代。ですが、恋愛に関するアレコレっていうのは女の地位が向上したからっていって、そうそう進化なんてするもんじゃ無いんだよな。特に感情論っていう話になれば尚のこと。皆の大好きなSATCでキャリーがビッグを最後の男に選んだ結末を考えたってそうじゃないのさ。でしょ?(フフ)。結局、人間の心ってのは根源的なものに根ざしてるんだとアタシは思う。そもそも心なんてもんが流行や革新的な思想によってコロコロ変わるもんじゃない。もしそうだとしたらそれは「本物」にはなり得ないわけで・・・ダイヤとは言えんのよ。で、その深い河の底にあるものを見つけるには「一生懸命する恋愛」が手っ取り早いんではないかと・・・経験談かって?うはは。どーでしょうかねえ(笑)。

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現代的な女性であれば自信を持って強く生きること、時には鼻っ柱を強くして(裏付けがあれば尚更けっこう)プライドを保つことも「女の処世術」だと、すでに60年代にあった女性像として先輩キャリアウーマン、イルマも教えてくれるけど、それはそう振る舞うことで自分がすべて周囲をコントロール出来るっていう驕った考え方から来てるものじゃない。イルマ自身、そんなことすら考えてもいないし望んでもいない。そんな作為なんか全く無い心ですべてに取り組んでるわけさ。だいたいセックスをプロフェッショナルな生業にしているイルマは、真剣に男と付き合おうなんてことすら頭にないし、自分の商売に対して望んでるのは客からのよりよい報酬のみ。で、そんなイルマが恋に落ちる。あんなに鼻っ柱が強かったイルマが、好きになった男のために禁煙まで試みたりして・・・。イルマは自分に起きた変化にゴチャゴチャ講釈垂れないでスッと素直に受け止める。そんなシンプルでクリアなトコがアタシの思う「心がダイヤ」ってことなんだなぁ(ま、あくまでも私感ですよ)。またこの娼婦っていう男を手玉に取るような職業っていう設定が、逆に恋しちゃった時のイルマのピュアでガーリーな面を引き立てていてホントに上手く出来ている作品だと思うのよね、コレ。

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役者達のケミストリーも然ることながら脚本が面白いってので、ちょいとグーグってみたらやっぱりパリのミュージカルで舞台に上がっていた作品の映画化だったんだそうな。映画のほうはミュージカルじゃないけれど、シャーリーにお得意のダンスを踊らせたり、全編に流れるあの時代の古き良きミューズィックもテンポのある展開と相まって楽しい作品になっております。また、こだわり屋のワイルダー監督ですから(笑)衣装や美術もそりゃあ、ヴィンテージラバー垂涎ものの素晴らしさ。ガーリー、ガーリー、ガーリーのオンパレードだよ、アンタっ!(爆)。イルマが必ず身に付けているグリーンのリボンやストッキングがこの作品のキーカラーになってるんですが、このあたりもイルマの清潔感、清々しさを視覚効果で表現するのに一役かってるのかもしれませんねぇ。恋に悩むガーリーな皆様が眠れぬ夜に鑑賞するにはピッタリの一本かと思われ(笑)お薦めです。

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んで、探してみたらやっぱあったよ〜(ウレシーッ)。

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(2007/01/12(金) 02:26)

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