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「マリー・アントワネット」ラバーズも必見。ガーリーとエロの絢爛でございます。

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アメリカに越して来たアラブ人の父娘と隣人が巻き起こすダークコメディー。脇を固めるのは錚々たる役者陣なのも当然。この作品は「アメリカン・ビューティー」の脚本家が書いたものなんです。

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 マリーよ今夜もありがとう
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お待たせ〜。いいの、いいの。待ってなくたってエエねんで(爆)。勝手に暴走しているマリー・アントワネット特集。否、ソフィア番長続編(って感じですか?)。いやあ、全米でいよいよ先月末から公開されておりますが、先週やっと一週遅れで行ってきましたよん。つーか、アタシとしたことがオープニングナイトに行かれなかったなんて(ぷんぷん)。これも最寄りの劇場での上映がなく、ちょっと(ほんのちょっとだけど)先まで出向かなければいけなかったせい。ただでさえ、運転嫌い、渋滞嫌いの夫が週末にワザワザ連れて行ってくれるはずもなく・・・ウーン、ウーンと堪えて一週間。「今週連れてってくれなければ実家に帰らせて頂く」との旨を仕事先にメールで送りつけ(これホンマに)やっとこさっとこ行って参りました〜。

向かったのは、つい最近出来たばかりのショッピングセンター内にある16のブースを持つ大きなシアター。いわゆるワーナーみたいな感じのトコ。お約束のラージポップコーンを買って上映ブースに向かう。夫は相当見たくないらしく(苦笑)常時ダンマリ(だって仕方ないじゃーん。オイラ車の免許持ってないんだからよー)。で、ブースに入ってみると・・・ガラーーン。え?観客ってアタシ達だけ???アメリカで暮らして以来、どんなに前評の悪い作品でも館内に二人だけっていうのは初めての経験。一瞬ビックラこいたけど、良く考えたら貸し切り?んで、喜ぶ妻、しばし館内を走る(爆)。まあ、この事態に夫も気を良くしたのか中央に席を選んで座ったんですが・・・プレビューが始まったら、年配のカッポーが一組、次に(なぜか)若い白人男性、そのあと超おデブちんの女性、中年の白人女性、で最後にまたカッポーが入って来た(怒。←ワガママ)。しかも、なぜかアタシ達の周囲をグルリと取り囲むように座っていく他の観客(ムカッ)。そんなんでも全部でたかが9人だったんですけどね(苦笑)。こうして半貸し切り状態のまま、仲良く9人で鑑賞会と相成りました。

で!肝心の映画ですよ。それがアータ、もおおおおおおおおおっ。番長ったらしょっぱなからやってくれりゅ〜。ボンジュ〜ル(爆)。お馴染みになったパンクなタイトルがバババーンと登場し、これも既出のスチール画像でさんざんお馴染みロリータな薄笑みを浮かべるキルスチンがバーン!当然、心躍るような仕掛けで気持ちはガッチリと持ってかれました、はい(笑)。そう言えばタイトルロールで東北新社のクレジットがパンク風味にドンと出てきてビックリしたんだけど、どうやら米・仏・日の共同制作だったのね(imdbにも載ってたし)。まあ、それからの2時間は夫にはこの世の終わりのように長く、妻にとってはこの世の儚い夢のように繊細なおフランスへの旅が訪れたのは言うまでもございません。とーにかく初めから終わりまで、スクリーンの隅から隅まで舐めるようなガーリー。そしてヨーロピヤ〜ン。そして紛う事ない本物のゴージャス。ソフィア番長はオメーら、ガーリー張るならついて来い。とばかり「これでもか!これでもかっ!これでもかっー!喝!」とこっちの気も知らず、ゆっくり萌える間もなくブンブンと暴走(笑)。まあ、その次から次へと現れる、めくるめくゴージャスな映像のすべてにフツーじゃついてけないから。覚悟しとくように(笑)。

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で突然、横から私事で失礼いたしますが、つい最近、夜中に白馬の二頭立て馬車を見たんですよ。え?アミューズメントにでも行ったのかって?違うの、違うの。いつものように窓際のマイデスクでネットサーフィンをしておったんですわ。そしたら同じく窓際に置いたベッド(ま、コーヒーテーブルなんですが)に寝そべりつつ、外を眺めていた愛犬のゾーイが激しく吠えだしたのよ。まあ、夜中に犬の散歩をさせてる人も少なくないし、そのたびに吠えてるんだけど(苦笑)今回はちょっと尋常じゃないくらいクレイジーな大騒ぎ。なのでアタクシも何かと思い、ブラインドの影から外を見るとアータ。なんと郊外の住宅街に馬車ですよ(笑)。どうやら御者も白いズラなんかを被って本格的。

こりゃもーね、アタシがサッサと観に行かないもんだからヴェルサイユ宮殿から馬車でお迎えが来たのかと(笑)。いや、ホントに有り得ないことなんでまぢで考えちゃったよ、俺(うひひ)。それもさー、突然うちの目の前で止まったのよ、馬車が(なんでだったんだろーか)。え?寝ぼけてたんだろって?言っときますが夢じゃありませんよ!だって寝ている夫を揺さぶり起こして確認させましたから(爆)。何度も「夢じゃないよね?」と確認する妻に夫もウンザリ(爆x2)。そんなこともあって映画が始まった途端、アタシはもうアッチ側に行っちまってましたわ(苦笑)。

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内容としてはどうかって?あ。それは聞かないで(うひゃ)。うーん。これはソフィアじゃなきゃ撮れない作品であることは100%確かだし、おそらく歴史映画製作っていう(ある程度の)規制があっただろう中、ソフィアがこだわりたかった「マリー・アントワネットの少女性」にフォーカスって部分がよーく描けてたんじゃないかなって思います。これはガーリー番長であると同時に妄想番長?でもあるソフィアが作りあげた美しいことを基準に作られたファンタジーの世界で、本人も語っているように一般的な歴史映画評なんかはお門違いだと思いますわ。何かと重い話題がついて廻る歴史上の人物達。そしてマリー・アントワネットという悲劇の王妃を実体のない軽くてフワフワしたフィクションとして描きたかったんだと思う。なので、その点では大成功してるんじゃないかな。

たとえ王妃であっても普通のギャルと変わらぬ成長過程には付きものの、お洒落への興味、美しいものへの憧れ、甘いお菓子大好き、可愛いものいーっぱい欲しいという欲求、自分が持ってないものへの嫉妬、人より目立ちたいという自意識、そしてカッコいい王子様との恋。こんな無邪気さに溢れた共感性のあるテーマがこのうえないくらいゴージャスに描かれていて、女であればお腹いっぱいにさせられるのは間違い無し。ガーリーとは180度、逆方向にいる我が夫でさえ「とにかく隙の無いゴージャスな映画だった」と内容は別として(苦笑)認めておりましたから。公開以前から怒濤の流出画像はあれど、こんなんが上映時間中ずーーっと続いてるのよ(笑)。なので、作品を観て改めてソフィアが流出画像の出し惜しみをしなかった意図がわかりました。だってこれはほんの一部なんだもの。

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楽しみにしてる方も多いと思うのでネタバレはしませんが、鑑賞前に少しヴェルサイユのことを勉強してから出向くともっと楽しめると思います。残念ながらアタシはそれをして行かなかったもんで、あとからグーグってみてちょっと後悔。でも大昔の仏旅行で行ったヴェルサイユ宮殿の断片的な思い出があったので、それなりには楽しめた。なので行く気満々な方には是非ヴェルサイユ宮殿のことを知識として持って行くことをお薦めします。だって舞台は本物なんですから〜。ソフィアもそのへんは心得ていたんじゃないかなあ。脚本的にはファンタジーであっても、美術的には存分に(今がチャンスの)本物ヴェルサイユ宮殿の映像を残そうという意識が作品中に漲っております。もう無駄な宮殿ショットなんかもバリバリです(笑)。ちなみにマリー・アントワネットやフランス革命の歴史の知識を持ってく必要ってのはあんまどうでもいいかも(爆)。

総合評価としていわゆるハリウッド的な大金の使い方じゃないけれど、40億ドルという大金叩いた甲斐はある!にアタシは一票入れますわ。これは今の評価はどうあれ、今後の映画史がそれを証明してくれるだろうと思います。ミロス・フォアマン監督の「アマデウス」以降、こういうゴージャスな古典映画って、なかなかお目にかかれなかったけどコイツは合格です。ソフィアも製作にあたり「アマデウス」を参考にしたようで、古典ヨーロッパを題材にした映画であっても俳優達に古い訛りのある言葉を喋らせず、現代風に撮ったところにインスピレーションを受けたらしい。やっぱり「自由なる精神に自由なる魂は宿る」ってことですよ。フォアマン監督の「ヘアー」はアタシの大好きな映画(右でもレコメン中)ですが、やっぱりソフィアもどっかでフリーダム!を叫びたい人なのよね。おーし、気に入ったよアンタ(って、アタイはいったい何者)。

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まーだまだ語ろうと思えば、原稿用紙100枚くらいは語れる勢いですが(まぢかいな)日本はお正月第二弾(なぜに第二弾?)ってことなので、楽しみにしてる方に大きなお世話と責められるのも必至(たぶん)。なので止めときますわよっ(フンッ)。

あ。補足ですがキルスチンの演技について。これは可もなく不可もなし。エー、オスカー候補にはならないんじゃ?と思うけど、この軽さがキルスチンの良さでもあるんじゃなかろーか?ただ、現代劇よりは(インタビュー・ウィズ・バンパイアの過去も含め)時代劇に向いてるノスタルジー顔なので(ヴァージン・スーサイズだって70'sのアメリカが舞台だったし)そういう意味ではハマリ役だったかな。美人が演じたら嫌みな役柄だったろうし、とにかくソフィアがキルスチンを念頭に置いて脚本を執筆しただけのことはあるって感じ。ボヨヨーンとした軽薄な感じなんかはキルスチンにしか出せないかも(ファンの方、すみませんね。精一杯の賛辞です)。個人的にフワフワした声は苦手ですが、声がね、この役柄にピッタリッだと思いましたわ。スカチンにしろ、キルスチンにしろ、役柄の個性を表すハマリ声。おそらくソフィアもキャスティング時にこだわってる部分なんじゃないかなぁ。あとフリルやレースに囲まれたフワフワな世界に華奢なキルスチンだからマッチしてたってのも有り。100着以上用意したという衣装やマノロ・ブラニックに作らせた靴がホントに素敵だったので、また次回に衣装にフォーカスした話なぞを(続くのさ)。

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その他の役者もジェイソン・シュワルッツマンの相変わらずのおとぼけぶり、小心者ぶりもハマってて良かった。ちょっと前に「天才マックスの世界」を観たばかりだったので、そのひょうひょうとした演技には笑いました。あとマリーが恋をするフェルゼン伯爵役のジェイミー・ドーナン!キーラだ、シエナだと浮名を流しただけあってスゲー、イケメンだよ。どーするよ?(何がだよ)。99%の登場人物が(トーゼンながら)白人で占められてるわけですが、白人っていうのは老若男女、現代人であってもバロックなズラが似合う人種だなぁとシミジミ思い知らされたのでした。これから鑑賞する皆様には残り1%(その他大勢的な扱いですが)の登場人物も宝探し的に楽しんで頂けたら幸いです(うひゃひゃ。ちょっと笑うで)。

そうそう、回し者ではありませんが(何を今さらだけど)この作品に関してはDVDが出るのを待ってから鑑賞しようなんて思わないほうがいいですぜ。アタシも十分なくらいの大スクリーンで観ましたが、もっともっと大きなスクリーンで観たかったという想いが残ったくらいです。スクリーンはデカいならデカいほうがいい。作品の美術を楽しみたい人なら尚更。ちょっとヴェルサイユ宮殿まで行って来た気分になれることは請け合いです(笑)。

お客様のために大きなお世話で鑑賞の下準備ガイドをご用意してみました。

王妃が愛した離宮など名所がたくさん登場しますのでコチラが参考になるかも。
歴史も復習しておきたい方はコチラもどうぞ。
USプレミアでのインタビューも見れるUSオフィシャルサイトはコチラ
カンヌ映画祭に先駆けて公開された仏オフィシャルサイトコチラ
大きな画面で劇場用トレイラーを見たい方はアップルで。
広告用トレイラーはコチラ




出演者やパパ・コッポラのインタビューを交えたメイキング。


メイキングのロングバージョン。



他にもヤフーの映画ページでシーンごとのビデオクリップが6本見れます。


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そして我らが番長、参上!



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(2006/11/07(火) 04:35)

 The Godgirly -最終章-
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永らくの間、お付き合い頂きました番長シリーズ。管理人の妄想の限りを尽くしお届けして参りました「ガーリー・バンチョー三部作」も先日無事に終了しました。だのに!まだそれでも画像がいっぱい(4記事を総合すると370枚ほど)残っていることに愕然(まだあんのかよー。とかっていう人は帰って良し)。脳ミソと視神経が酸欠になりつつ、せっかく集めたのにキャプらずに終えてしまってはあまりにアタシが可哀相なんじゃっ?つーんで自分のために強制決行。番長祭り開催中。もう二度とこんな大作には手を出さないかもしれないので(所詮インディーズ畑の女です)「The Godgirly 最終章」と銘打って一挙放出させて頂きたいと存じます。

ただでさえ「ブログが重い」「文字が小さい」と、ご来店のお客様のご意向に添えぬ、客泣かせのブログでありながら、更に不具合が出てしまうかもしれませんがゴメン下さいましね(ウケケ)。それでは古くはご幼少時の番長から、最近のものでは今週撮影された番長まで(敢えてキャプション無しのまま)垣間見せる豪華な交友録と共にごゆっくりとお楽しみ下さい。

*尚、文字の小ささに関してはRSSリーダーなどを利用してお読み頂くと解消されますのでご検討下さいませ。

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FOREVER SOFIA.

FOREVER GIRLY...


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そしてココからが本当の最終章だ!(えー。まだ、あんの〜?)

アタイも相当、疲れてんだけどよ。

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(2006/09/14(木) 16:35)

 ガーリー番長の縄張り
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いよいよラストスパートに差し掛かって参りました(ヨロコビ〜)。画像と情報収集に明け暮れた日々が今では懐かしい・・・(ウソです)。約一ヶ月の製作期間をかけたソフィア漬けの楽しくも苦しかった時間の千秋楽が幕を切って落とされようとしております。てか?ココでも記事作んなきゃアカンのよね(あはあは)。そろそろ他に書きたいネタも出て来ているのでサクサクと進めたい(勝手な語りべやねえ)。

前回は番長のお手並み拝見と洒落込んだ?わけでございますが、今回は縄張りのご紹介。いやあ、番長って呼ばれてる(つか、ココだけでだけども)くらいなんだからそのシマは広い。メインワークも然ることながら、己の人脈と才能を生かした片手間ワークも恐れ入谷の鬼子母神(何のこっちゃ)。そしてそのどれもがまったくフィルムメーカーとしてのキャリアを邪魔せず、逆にまだ映画監督としては新参者に属するであろうソフィアに美しいハクを付けているという素敵な相乗効果を生んでおります。そしてこれも、もちろん周囲の引き立てが大きく、縄張りの一つ一つすらガーリーなお膳立てで番長をお迎えしている、もしくはソフィアの息でガーリー色に染めてしまうという、まさに一本ドッコの番長節でございます(んにゃッ)。

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特にファッション業界に置ける番長の縄張りの広さは顕著でありまして。まず、今回お送りしている画像の大多数は04年クリスマス号の「ソフィア監修:フレンチヴォーグ」を中心に(注*違うものも何枚か混ざっております)プロに作り込まれた番長をお届けしているわけですが、僭越ながらワタクシも尊敬して止まないカッチョいい女、カリーヌ・ロワットフェルド編集長が世界中のファッションアイドル、ケイト・モスよりも先に特集号として選んだ(ケイトは例のコカイン騒ぎで見送りかとも言われた翌05年号監修)のがソフィア・コッポラでございました。で、この出来事は端から見ていても賢い選択だったと思われて仕方がありません。

この企画が賢かったと感嘆する理由は以下の通り。第一に色んな肩書きを持つソフィアの多才性をまとめるのに雑誌という形態が非常に効果的であること。第二に女優を目指していた(っぽい)アグレッシブ時代を除き、常に自然体を頑固なまでに守っているソフィアを素材としてイジり、ビジュアル的な意外性を楽しめるということ。第三にUSヴォーグなどに比べ、エンタメ性に欠けたファッション一筋の古臭い運営のため、売り上げが上がらなかったっぽい(売り上げをあげるためにスタイリストだったカリーヌを編集長に起用したという話)仏ヴォーグに置いて、上品なムードを壊さずお洒落にエンタメ性を持ち込むことが出来たということ。と、もちろん全ては妄想ですが(苦笑)ココではそういうことでゴーインに話を進めさせて頂きたい(うはは)。

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ファッション界に広いシマを持っているとは言え、ご存知の通り、ソフィアはモデルではありません。90年初頭の「ゴッドファーザーlll」での失敗を最後に女優稼業から離れてカレコレ15年くらいは経っているので、見る側にとっては彼女が美しい被写体という意識も薄かった。女優業を去った後も父フランシスの旧友でありビジネスパートナーでもある、アンクル・ジョージ(笑)の壮大なるオタク映画「スター・ウォーズ:エピソード1」に兄ローマンとチョイ役(なの?観てないから知らんけど)で出演したりもしてますが気持ち的には、せっかくだから記念に出とこう。くらいなんでしょうな(笑)。その他、インディーズ系の友人や元夫、兄のためにカルト作品やミュージックビデオなどにも出てますがそれだってアータ、遊び心の一環みたいなもんですから。

そんなワリカシ番長的には楽しめても、ソフィアを拝みたいファンには物足りない露出のあとにやって来たこのフレンチヴォーグ。「ロスト・イン・トランスレーション」の公開後だったことも功を奏し、きっと売れたんでしょうねえ。今でもたまーにe-bayに出品されてるのを見かけますが100ドル近い値が付いております(苦笑)。買っとくべきものはソフィア番長関連の書籍、資料関連ですな(笑)。いや、これ絶対に廃れないもの。なんたって処女の生き血を吸って後世まで受け継がれて行くわけですから・・・うはは。あんま信用すんな(爆)。

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で、画像提供だけで終わった。みたいな(爆)ケイト監修の時とは違って、下の画像でもわかるように知性派の番長は編集にもキチンと関わっております。フランス語なので内容はチンプンカンプンですが、今まで多くを語らずに来たファミリーや友人のことを語ったり、自己責任監修ってことで真面目に携わっていたようです。そしてカバーのマリオ・テスティーノを筆頭に撮影隊もクレイグ・マックディーンやデヴィッド・シムズといった豪華な面々が名を連ねておりました。

ファッションフォトグラファーってのは美しい人間の写真を撮ることが仕事であり、それがナンボの商売でございます。ですがキレイなもんばかり撮るというのも写真家としては物足りない面もあるんじゃないでしょうかね。自分のコンセプトに合わせてパーソナリティーを如何様にも変幻させるモデルや俳優を撮影するのは司令塔としての面白味はあるんでしょうが、やっぱりウソの無い生身の人間をカメラに収めたいっていう心情もあるんじゃないでしょうかねぇ(妄想だけど)。だとしたらソフィアなんかは実に撮ってみたい人物のひとりになるんじゃないかと思うんですわ。例えば・・・(お若いのに)自分自身の核がシッカリしているトコも、フツーの人間ぽくって非常に自然体なんだけど強いパーソナリティーがある(背景に浮かぶコッポラ一族然り)トコも、映画監督という自分達と同じ「人間を撮る裏方の立場」であるトコも、その一方で表としての表現力にも長けているトコも被写体としては魅力的だろうし、そんなソフィア番長と組むのがアーティストとして面白く無いわけがない。いや、コレは妄想じゃなくってそう感じる(やっぱ妄想か。笑)。

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んで見て下さいましな、上画像のカバー画像の右。エディ・スリマンのディオール・オムを着た番長のカッコいいことを。一瞬、本物のミュージシャンかと思わせるジョニ・ミッチェルばりのメンズライクな着こなしっぷり。いや、下手なミュージシャンよりもカッコいいんでねーの?(笑)。番長がコスプレ系だとは決して思いませんが、その洋服の持ち味を理解し、そこにロマンチックなストーリーを与えるのが抜群に上手いんだと思うんですね。デザイナーのコンセプトを読み取る能力が高いというか・・・これなんてディオール・オムの広告キャンペーンに使用したとしても十分に男性客にもウケるし、ブランドのカッコ良さを伝えることが出来ると思うもの。この辺のソフィアの服上手さ、そして「裏からも表からもどうぞ」っつー、類い稀な番長節がクリエイター達を刺激して止まないんだと思われるわけですな。フムフム。

そしてその筆頭に同じアメリカ人である当代きっての人気デザイナー、ガーリー界でワールドワイドに君臨するオタクくん、マーク・ジェイコブス氏のミューズとして崇められているという実績があるわけです。そしてガーリー番長&ガーリーオタク番長が奏でる番長のセレナーデが、ファッソンシーンに置けるガーリーのコンサバ化にも一役買っているわけでございます(ホンマかいな)。

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まあ、仏ヴォーグのゲスト編集長として招待されたことも、マークのミューズとして崇められていることも、ちょっとファッション界の裏側にカブれた経験の持ち主(もしくは現在、業界人の方々)にしてみたら、美を体現するモデルや女優という立場でなしに(本来は)裏方職の映画監督という立場で、メインワークの片手間にこんなアピールも出来ちゃう番長ってのはとてつもない存在なわけです。そしてこの衝撃にも似た番長の縄張りの張り方が、ガーリーを愛して止まない一般女子に「ガーリーってのは顔じゃないんだ」「ガーリーってのは感性なんだ」「ガーリーってのは要はおセンス」なぞの勘違い、否、ポジティブな喜びを与えているわけですな(オッホン)。ま、それがいいとも悪いとも言わんけど、前のニ記事でも書いたようにマークも「感性のあるただのブス」は崇めんと思うので、ここで敢えて注釈を入れて置きたい(爆)。

で、ソフィアについてエラそーなことばかり書きやがって〜、このバチ当り目がぁ!と怒っていらっしゃる方も少なくは無かろうかと思うのですが(スンマセンのう)アタクシ自身は実際のソフィアに対面したことは無いのですが、なんとお洒落なブロガー友達のsayakaxたんとpopちゃんが遭ったことがあると言うでねーの(バンザーイ!こういうカミングアウト大好きよ〜)。なので、この場を借りて二人の感想をちょいとご紹介させて頂きたいと存じます。

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【まずはバリバリの都会っ子、ズギュズギュの東京ガール、sayakax様より】
ちなみに、「ロスト・イン・トランスレーション」の撮影現場には、一回遊びに行ったよ〜。知り合いの事務所に遊びに来たソフィアとプロデューサの人と話もしたりしたけど、ソフィアって、超細くて雰囲気もガーリーなんだよなあ。なんかその印象に妙に感心した覚えが。

マリー・アントワネットの取材で、キキが「ソフィアっていまだに大声で”カット!”っていうのが苦手なのよ。もしかしたら彼女が一番苦手なことかも」みたいなことを言ってましたが、ソフィアらしいエピソードだなあ。と。本当、消え入りそうな繊細な雰囲気なんだよねえ。環境の幸運と合わさって、そういうやり方が通るのが、やっぱり稀な存在だということなんだと思う。普通、もっと大声出さないとポジション上げられないもんね〜。

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【日本人の奥ゆかしさを忘れない、ほのぼのニューヨーカー、pop様より】
彼女、NYでの住まいがソーホーのすぐ近くにあるが故、(正確な住所まで知ってるミーハーなアタイ)、なんと私、最低10回は彼女を見かけたことがあるんですよ。もしかしてこれは運命!?なんてアホなことを思った頃もありましたが(笑)、今私が思うに、おそらく他の映画俳優なども同じくらいすれ違ったりしてるんだけど、ただ他の人たちは一般人に紛れると見つけにくいだけだと思うんですよね。ソフィアって、タラさんの言う通りビックリするような美人でもなければ、背だって小さいし、特に目立つ要素は何にもないのだけれど、とにかくオーラがすごいんです。いつだって服装なんてすごくラフで、当然気取った態度なんてゼロ。でもなぜか吸い寄せられるように自然と彼女に視線が向くというか。私が彼女とすれ違って見逃したことは一度もないと思いますよ。割と自信アリで。やっぱりあれはコッポラ家の血と、彼女自身の持つ独特な雰囲気が作り出してるんでしょうねぇ。

お二人とも貴重なコメントを残して下さって本当にありがとう。で、いきなり実物の番長像を総合すると「美人でもスタイル抜群でもなく、小柄で超細くて消えちゃいそうなほど繊細でガーリーなオーラを周囲に漂わせる、一見フツーっぽいけどコッポラの血の濃ゆさゆえに、なんだか超越しちゃった感のあるお方」と言うことに決定(爆)。

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んな、勝手に決定なんて言っとりますが(汗)番長の印象は、メディア上も実物も大差が無いってことですな。で、そこが夢を売るファッションデザイナーを生業にしながら、リアリストでもあるマーク・ジェイコブス氏にミューズとして崇められる由縁でもあるんだろうなあ。マーク氏は業界でも珍しいくらいに政治的なオピニオンを表に出すタイプでマイノリティーに対する理解が深いのはもちろんのこと、旧友でもあるリル・キム、ウィノナ・ライダーといった法的に犯罪者と見なされたセレブに対しても態度を変えないどころか、オフィシャルで擁護意見も語ってしまうようなポリティックスなお方です。そして、そんな反社会体制っぽい彼自身のクリエイションも改革的な匂いが強い。

特に老舗ルイ・ヴィトンに持ち込んだ目からウロコ的なイノベーションには、ヴィトンファンでないアタクシも注目せざるを得ないような大化の改新ぶりがございました(誰が一体、日本アニメとヴィトンの融合を実現させることが出来たか?)。そんな天才的異端児とも言えるマークが、映画界の異端児に育てられたソフィアに心酔しないわけがなかんべ。そしてアメリカ人故のカジュアルなコンサバ感覚、老舗の看板に弱いというミーハー感覚も手伝ってマークのソレとソフィアのアレは運命的な一致を見るわけです。

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ここで大いに私感的なマーク像を(苦笑)。リアリストであるが故、素朴でプレーンな人物を装ってはいるが商売上手なユダヤ系のマーク氏は、トム・フォード氏と並ぶビジネスマンでもあります。それはルイ・ヴィトンのチーフクリエイターというポジションを生かし、ちゃっかり己のブランドのイメージアップも図っちゃってるところにも見て取れる。この巧みな交歓図によってカジュアルが信条の自己ブランドに高級感を与え、高級の塊ヴィトンには遊び心を与えているという点も、ソフィアの醸し出す高級感とカジュアル感の融合と一致する。その目に見えない一体感でもって、マークのパフューム「BLUSH」をソフィアに捧げたり、皮革業界に乗り出す第一弾として「sofia」の名を付けた定番バッグを発表したりとソフィア、ソフィアの大忙し(笑)。しかし、某バッグブランドが某セレブにバッグ一個をポーンと送り「sienna」の名を付けて売り出した安い戦法と違って、このリアリスティックなコラボレーションは本人の名が付いた商品を本人自らが宣伝するという説得力があるってトコがミソ。ある意味、消費者を舐めてない真摯なやり方とも言えるんではないでしょうか?

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そもそもマークはカジュアルの大家であり、親友のアナ・スイ女史同様にヴィンテージを現代に復元させる天才でもあります。しかもオタク故に視覚的なプレゼンテーションが上手いと来ている。そんな老舗ヴィトンのチーフクリエイターでもあるマーク氏にとって、現世まで脈々と生き残ってるヴィンテージ=血統的なテイストは大好物であるはずなのです。で、ソフィアです。コッポラという老舗の看板を背負った、一見カジュアルな香りを残す女子。そしてガーリーを表現するには持ってこいの小柄で華奢な体。コイツは60年代にNYポップカルチャーの旗手と言われたアンディー・ウォホールが、良家のお嬢であったイーディー・セジウィックを自らのミューズと崇めたのと似て非なるもの。ってな気もしてしまうくらいの語り継がれるに値する濃ゆいケミストリーが感じられるわけ@妄想に拍車がかかっております。

しっかし、この二人のバランス関係というのは完成度が高いよね(だから皆が惹かれるんだろうけど)。まるで若返りのためのコラーゲンやビタミンは鉄分と一緒に摂取したほが効果的なのよ〜。っつーくらいのバランス力(自分でもわけわからん)。そして完成度が高いものに抗えないオサレピーポーの心理に深く入り込んで放さないわけだ。これぞビジネス的にもカルチャー的にも(恋愛感情抜きの)男女の究極のコラボレーションだと思いますのよ。

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んじゃ、そろそろマトメに入りたいんでありますが、これが何だってかんだってまとまんないわけなのよ(汗)。番長の軌跡をまとめようと試みたところで、アタシなんぞがまとめきれるわけがないのよ。そのうえ、番長の縄張りは固定しているどころか広がりを持って行くばかり。巨匠と呼ばれつつ、映画製作では無くワイン製造でアメリカ屈指の大富豪になった父フランシスの如く、この先のソフィアの人生がどうなって行くのかは妄想オタクのアタクシにも手に負えないほどのスカイ・ザ・リミット。確かなバッググラウンドに支えられた豊かな感性を持つ頑固者(笑)の将来は無限大なわけでございます。そこでマトメ代わりに過去のインタビュー(ま、頑固者なので変わってないと思うし)で番長が自ら語っているファッション感を集めて今回の番長シリーズの幕引きとさせて頂きたく存じます。

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【もし誰かのクローゼットを覗けるとしたら誰がいい?】
オノ・ヨーコのクローゼットを覗いてみたいわ。でも借りるならケイト・モスのクローゼットからがいいわね。
【ファッション・アイコンは?】
今日は兄のローマンの着こなしをイメージしたの(メンズジャケット+シャツ+ネクタイ+ジーパン+ローテクのコンバースという出で立ち)。他にはニック・ドレイク(英国人フォークソング歌手)、ダイアナ・ヴリーランド(アメリカ人編集者)、マリア・カラス(ギリシャ人オペラ歌手)、パティ・ハンセン(元アメリカ人モデルでキース・リチャーズの妻)。
【ベストファッション・モーメントは?】
89年にプロムで着たシャネル製のレザーとレースで出来た黒のドレス。
【クローゼットの中に一番多いブランドは?】
マーク・ジェイコブス。
【自分に着こなせない憧れのものがある?】
スーパーハイヒール。だって歩けないんだもの。
【嫌気がさすものは?】
美容整形。
【トレードマークは何?】
壊れた鼻とマークのシャツとジーンズにマルタン(マルジェラ)のジャケット。そしてコンバース。

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【冷蔵庫の中にあるものは?】
フィルムとパフューム。
【よく付けるアクセサリーは何ですか?】
8年前にマーク・ジェイコブスが作った小さな星のネックレス。外すこと無く常に身に付けてるわ。
【嫌いなトレンドはありますか?】
公衆でジョギングスーツを着て歩くこと。
【もし一つだけ、貴女に変えられることがあったら?】
女性が公衆でジョギングスーツを来て歩くのを止めさせるわね。
【美容の秘訣は?】
ええええ〜。わからないわ。
【次に買いたいものは?】
素敵なヒールの靴をいくつか。靴を買うのが好きなのよ。
【貴女を驚かせる事実は?】
英国のタブロイド紙、ハロー・マガジンが大好きよ。
【傷つけられる噂にはどう対処する?】
人がどう思おうと心配しないわ。彼らが言うことに対して出来ることは何も無いもの。だからただ自分らしくいて、自分らしい生活を送らなくっちゃいけないのよ。

ファッションTVの「ロスト・イン・トランスレーション」でのバックステージの自然なソフィアが見れます。コチラ

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マ:ちょっとぉ、ソフィア〜。アタシの宣伝が少ないんじゃないのー?
ソ:まあ、まあ、まあ。オッゲ、オッゲ。


両番長もそう仰ってるので懐かしいオマケどうぞ。

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(2006/09/13(水) 06:04)

 ガーリー番長のお手並み
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愛すべきガーリーラバーの皆様のコメントに支えられ、やって参りました番長シリーズ第二弾(って、なんか往年の日活映画みたいななタイトルだな)。今回はソフィア番長のメインワークである監督業について気の向くままに語らせて頂きたい(あくまでも謙虚な姿勢で臨んでおります)。番長の代表作と言えば、オスカーも獲った「ロスト・イン・トランスレーション」というのが一般的なのかもしれませんが(と言っても、まだ二作しか公開されてないんだけどよ)やっぱり、ガーリーの殿堂入りと言ったら「ヴァージン・スーサイズ」でございますわよね。

99年に公開されてから、既に7年もの歳月が流れているわけですが、もともと70年代を舞台にしてるので時間が経っても古臭さは一分も無い。また基本的に時代背景を前面に出しているわけじゃないんですが、懐古的な内容なのでいつ観ても普遍的なノスタルジーを感じることが出来る秀作になっている。そしてそんな心的ノスタルジーに惹かれて止まない世界中のガーリー処女達の生き血を吸って、どんな時代に置いても新鮮さを保つことが出来るという上手い具合になっております(ヌハハ)。だってさ、そんな処女達は否が応でも次から次へと生まれいづるんですもの。そしてサブカルと称される若者文化にソフィアが番長としてが君臨する以上、伝説的な作品としてマニアからマニアへと語り継がれてゆくのでありましょう。最後には主要登場人物の大半が死んでしまい、観るものに儚気な切なさを残す。ここもレジェントとして生き続ける殿堂作品への合格ラインかと。

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んっ?でさ、ってコレ、パパ・コッポラの代表作「ゴッドファーザー」と酷似してないか?実際、ソフィアが映画作りの中で父親の存在をどれほど意識しているのかは知りません(そりゃあ、知るわけないじゃないの。ソフィアじゃないんだから)。が、しかし、先日の記事でもキャプッた画像のように、ソフィアは幼少の頃から父親について撮影現場に行き、映画作りのノウハウを小さな体に浸透させて来たわけで。もう意識せずとも自然に映画作りに置ける父味の影響というのは免れないのではなかろーか?ガーリーという女の中の女の世界とマフィアという男の中の男の世界。お互いに扱う分野は違っても「ノスタルジー」っていう甘酸っぱい青春?みたいなものを描く(また作品として選ぶ)視点は同じような気がするのですよ。要は親子で好みが似ているわけだ。

またパパ・コッポラの初期の作品(プロデュース含む)にアタシも大好きな「アメリカングラフィティー」や「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」なんていうのもありますが、まさに古き良き時代のアメリカを描いたノスタルジアな秀作揃いでありまして、アメグラなんて公開当時ちょっとしたカルチャーブームを起こしたりしたとこも、今のガーリーカルチャーの旗手とも言えるソフィアの存在感とカブる。ソフィアの場合、病みはじめた時代のアメリカへと舞台は移行しているのですが、それも繊細な乙女心を表現するための設定として、ごく自然な流れにも感じます。

と、ここまで書いておいて言うのも何ですが、アタクシ、映画評論家でも何でもないので、あくまでも資料とかそんなものに基づいた正確な意見ではありません(そーなのかよ)。ただの私感であります。でも、やっぱり作品を見終えた後の甘酸っぱさとゆーか、ほろ苦さとゆーか、観る者の心の琴線に触れる部分、その作品が好きか嫌いかに最も関わって来るような繊細な部分、そんなところがソックリなような気がしてしまうのよ。蛙の子は蛙だと言えば、それまでですが(笑)。

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で、ソフィアの出生作ともなった二作目の「ロスト・イン・トランスレーション」はオスカー(アカデミー)、ゴールデングローブでの脚本賞の他、多方面から評価されたわけでして、NY批評家協会賞では監督賞を、インディペンデント・スピリット賞では脚本、監督賞と二冠、MTVムービー・アワードでは新人監督賞、フランスのアカデミー賞とも言われるセザール賞では外国映画賞に輝いております。その他にも受賞は逃すもノミネートされた賞レースは数知れず。また本人だけで無く、主演のビル・マーレイもこの作品によってオスカーノミネート俳優(受賞ならず)という肩書きを得、コメディー俳優の中でも格上げのポジションなったという話だし、スカーレット・ジョハンセンもこの出演がブレイクポイントになって、都会的な作品のオファーを受けることが多くなったのは衆知の通り。

「ヴァージン・スーサイズ」のキルスチンもそうだけど、皆ソフィアのソフトフォーカスマジックによって、繊細で傷つき易い魅力的なキャラクターに変わり、その素敵イメージを生かしてチャッカリとオサレ系な俳優として成功しちゃってんのよ(ウケケ)。とは言え反面で、ソフィア作品は「人物は魅力的だけど退屈なストーリー」とか「ヴィジュアル重視でアート性だけ」なぞと、作品自体はツマラナイ的なネガ評価をされることも多いようなんですが、それでも心に残る作品を作れるってことはキャスティングセンスにミスが無いんでしょうなー。すべての脚本をソフィア自身が担当しているだけあって描きたい人物像がハッキリしてる。これは子供の頃からたくさんの映画に触れ、多くの俳優を知っているという強みもあるのかもしれません。きっと無意識のうちにキャスティングのイメトレ英才教育も出来ていたんでしょう@妄想よ。

後のインタビューで父フランシスがプロデューサーとして作品に関わったことについて「父は自分自身も映画監督なので同業者に対して繊細な気遣いが出来るの。でも先輩として頼りに出来る存在が身近にいるという反面、面倒だと思うこともあるの。だって父親なんだもの。誰も親の言うことすべてを聞き入れたいとは思わないでしょ?でも父は放って置いてくれるし、いつでも質問があればアドバイスしてくれる。それはやっぱりラッキーなことなんでしょうね」と語っております。また偉大なる父親の存在について聞かれたソフィアは「たしかに父が映画監督だったから、自分も子供の頃から馴染みのあるその道へ行ったというのはあるかもしれないわ。私はラッキーなだけだと言われるのも知っているし。でも映画作りはラクな仕事では無いわ。だから言いたい人には言わせておくの」というようなことを答えておりました。番長スンマセン、言いたいこと言っちゃって(汗)。まあ、この辺の自分のポジションを客観視しているところも、さすがのコッポラぶりでございます(ホンマかいな)。

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ここでまたもや思い出アワー。アタクシ、ソフィア番長がオスカーにノミネートされた04年の授賞式の模様をオンタイムで観ておりました。当時はもちろん、まさかブログを始めるとも、番長の記事を書くとも思っていませんでしたが、この親子の仲良しぶりには感心してしまった記憶がございます。何かのプレゼンターとして登場した二人(このキャスティングも素晴らしかった)とにかく父が娘を立てっ放し(笑)。これで何も受賞しなかったらどうすんだろ。と他人ながら心配になったくらい。しかし父の期待を裏切らず、メインの監督賞は逃したものの、無事に脚本賞に輝いた親孝行娘ソフィア。特に大ファンと言うわけじゃなかったけど、日本を舞台にした作品だったということもあってミョーに嬉しかったのを覚えております。

で、思いっきり余談ですが、たしかゴールデングローブだったかなぁ。脚本賞のプレゼンターがジェニ(ファー・ロペス)だったんですが、その当時ちょうどベン・アフレックとの破局が発表になったばかりで、画面を観ててもわかるくらい不機嫌なジェニが受賞者のソフィアに冷たく(見えた)受賞者カードを押し付けるのを見て笑ったっけ(ウキキ)。当時のジェニも何かと番長気取りだったので、体一本で成り上がって来たド根性ガエルにしてみたら同じラティーナの血を持つ、お気楽そうなカエルさんの栄光が憎らしく感じたのでしょーか(うはは)。七光りやがって・・・コンニャロ。とか?(笑)。ま、そんな時もソフィアはニコニコと受け取ってたような気がしましたがね(オモロ過ぎてジェニから目が放せずに良く見てなかったんだけどさ)。

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今回、本腰を入れて番長三部作を作成するにあたり、過去のインタビュー記事などもイロイロと読んでみたんですが、やはり一番よく目にしたのは「ロスト・イン・トランスレーション」に関するインタビュー(まあ、あれだけ話題になったので当然なんですがね)。ではここでソフィアの日本観に触れるためにも、ちょっとだけ抜粋してみたいと思います(全部やってたら日が暮れちまうから)。

インタビュアー:この映画の舞台を東京に選んだ理由は?

ソフィア:東京をこんな風に紹介したかったんです。なぜかと言えば、どの映画でもこんな風に描かれた(東京を)一度も見たことがなかったから。また、ちょうど20代の半ばに仕事で多くの時間を過ごしたところ(東京)だったので自分も知っている場所でしたから。 私の友人がファッション会社を持っていて、そこで働くように頼まれたんです。 そしてDune誌のためにいくつかの写真も撮ったこともあります(編集長とは大の仲良しということで作品中にも出演されてます)。 東京で過ごした時、ここで映画を作りたいという気持ちがあったんです。(東京の)ヴィジュアル的な面が大好きだったし、それは私にとても外国であると感じさせたんです。まるで別の惑星に来たような気分で、時差ボケのまま過ごしているようなユニークな経験でした。友人がいたので、私が一人だったら見つけることが出来ないようなアチコチの小さな場所へ連れて行ってくれました。例えば(未知の)何かがあるビルの10階に行く。すると突然、決して(自分一人で行ったら)見ることがなかったかもしれないバーに座っているという具合にね。 撮影する前の年に東京に行き、映画に使いたかったいくつかのものを見てメモを取りました。(作品中に出て来た) 水中エアロビクスのクラスや赤毛のジャズシンガーのようなものも。彼女(赤毛のジャズシンガー)は本当にホテルの歌手でした。ある夜、私達が撮影に入る前にバーで(パークハイアットホテルのNYバーという話)彼女が「スカボロ・フェア」を歌うのを聞いたのを覚えています。こういうことが私が東京を大好きな理由の一つです。西洋と東洋文化の奇妙なミックスが存在するという面がとっても好きなんです。

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と、かなり熱のこもった東京への想いを語っておりますが、これを読んでもソフィアは東京(もしくは日本)を「心温かい人が暮らす美しい東洋文化の国」っていう一部の外国人に有りがちな美化した目で見てはいないようですね。どっちかって言うと「変な人が生息する不思議国ニッポン」みたいな視点が強いような気がする。で、これって本当にカルチャーショックでオモシロいんだろうなー。とても感性豊かなタイプとは言えないアメリカ人の我が夫(爆)も京都や鎌倉なんつーステレオタイプな観光地では無しに、ネオンに彩られヤバそうなムードをはらんだ繁華街の雑居ビル、夜な夜な道ばたでたむろっている不気味な人々、ド派手なコスプレで原宿を闊歩する若者、外国人ソックリなヘアメイクでクラブで狂ったように踊る女、こういうオモチャ箱をひっくり返したみたいにクレイジーな日本を面白がるし、やっぱりビジュアル的に楽しいらしいのよん。なので外国人にこの映画がウケた理由っていうのは理解出来るような気がします。

まあ、日本をあまり良く知らない人にしてみたら、ソフィアのノスタルジアスタイルに乗っ取った東京観光映画に見えるのかもしれませんな。本人も東京を自分の感じた視線で紹介したかった向きが強いみたいだし。だからこの映画を見て東京に行ってみたくなった外国人は多いんじゃないのかな。実際にアタシの友人なんかもそうだしね。逆に日本人でこの映画に心酔したっていう人はいるのかな?とも思うけど。番長の場合、親日家ではあるけども、日本びいきというのとは違った感覚なんではないでしょうかねえ。それが証拠に、もしアメリカ以外で生活するとしたら?という質問に「パリかベルリン」と答えております。アータ、めちゃめちゃヨーロッパ志向やんけ(爆)。

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そんなんで番長は独自の視点で日本を描き、栄えある賞を受けました。で、次回作はこのブログでも何度もお伝えしている究極のガーリー「マリー・アントワネット」というフランス女を35歳という若さのアメリカ人女性が監督したという快挙。本物のヴェルサイユ宮殿を使った絢爛豪華な撮影が行われ、そのために40億ドルという巨費が動いたという事実。いやー、これぞ番長のお仕事よ。コイツを作ってやろうと自ら選んだってトコがもう既に素晴らしい。コレ三作目ですから〜(俺、番長に一生着いてくよー)。どう考えたって、こんな巨費が動いたとは思えない作品でオスカーに輝き(ロスト〜は27日間、ヴァージン〜も29日間の撮影だったらしいので今まで低予算でやって来たのがわかります)その評価によって集まった大金を投じ、自分の愛するガーリー界にこだわった作品を作る。常に迷いが無いというか、好きなものにブレが無いというか、見ていて非常に気持ちがいいわけです。これも多額な借金を抱えてまで(「地獄の黙示録」では40億ドル以上の個人的な負債を抱えたそう)自分の表現にこだわった勝負師の父、フランシスの血なんでしょうなあ。

まだ公開されてないので興行的な面でどうなるのかは未知数ではありますが、女であれば見てみたいと思う作品には間違い無いと思うのよ。ここ最近のガーリーブームも手伝って、もしこの映画が世界中で大ヒットしたら。これはガーリー界に取っても、ちょっとしたムーブメントになるんじゃないか?ガーリーの認知度がドンドン高まって世界中がガーリーラバーで溢れちゃうかも〜(←大袈裟)。

んで、壮大な妄想ついでに思うのはソフィアの父親がフランシスじゃなくって、フランシスの旧友ジョージ・ルーカスだったとしたら「マリー・アントワネット」がアチコチで商品化され、ディズニーランドのキャラクターとしてアトラクションなんかも出来てたかもしれませんよね。そんでもってマリーのギロチン・ホーンテッド・マンションとかさー(有り得ないっつの。爆)。つか、フランスのディズニーランド限定でやったら、観光客がソレ目当てで行くんでねーの?(行かねーか)。ありゃりゃ、横道にそれまくりの妄想飛行に行っちまって失礼をば(あー、だけど楽しかった)。

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で、気を取り直して「ロスト・イン・トランスレーション」のプロモーションでソフィアが出演したトーク番組「Charlie Rose」の動画をお届け。55分と長いのですが、レアな映像ですのでソフィアを思いっきり堪能したい方にはピッタリでございます。また過去記事に既にリンクした「マリー・アントワネット」以外の二作品のオフィシャルサイトも貼っておきますので、お好きな方はどうぞ遊びに行ってみて下さいまし。特にお薦めなのは「ヴァージン・スーサイズ」のサイトでソフィアがファンの質問に答えている【ASK SOFIA】のコーナー(英語)。想像通りの気さくさがナイスでっせ。

ヴァージンスーサイズ/The Vergin Sucidesはコチラ
ロスト・イン・トランスレーション/Lost in Translationはコチラ

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で!ココでそろそろ例によってオマケの時間か〜?と思って安心しちゃイケナイ(爆)。もうねえ、端折っても端折っても端折りきれん女心・・・。お手並み拝見とタイトルに謳ったからには、映画監督業っていうお家芸の他にもイロイロやってまっせ〜。の、コッポラ一族のお手並みを書き留めて置かねばなりませぬ。まあ、これがさー、色んなことやってるんだわ(笑)。何気にグループ化しちゃってるっつー大事業なわけだよ。いやあ、三度の破産という大反省があるからなのか?

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まずはコッポラ、ルーカス、ウォルター・マーチの共同経営である「アメリカン・ゾエトロープ」のオフィシャルサイトはコチラから。映画作りのテクノロジーをサポートする企業のようです。

また良い脚本を発掘するために設立されたというフィクションストーリーの定期誌「ゾエトロープ」も刊行。オフィシャルサイトはコチラ

カリフォルニア、ナッパバレーにあるコッポラ家所有のワイナリー「ルビコンエステート」のオフィ