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 魔性の国のイヴとイヴ
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コレクション考察も一段落ついたので(ま、頼まれちゃいないんだけどさ)年明けからずーっと書きたかった映画「My Summer of Love」の話を。で、ずっと書きたかったはずなのに、まだどこか自分の中でためらいがあったりして・・・ここ数日間は画像を集めたり整理したりしながら、書き出しが思いつかずにいたアタシ。観客にとっての映画の良し悪しなんて個人の嗜好が違えば違って当然だし、それがインディペンデント系にカテゴライズされるものであれば、なおさらその作品が観る側のパーソナルな部分に訴えるかどうかってのも人それぞれ。いつもなら(自分にとって)いい作品を観ると鼻息荒く(苦笑)レビューを書きたくなっちゃうアタシなんですが、今回はなんてゆーのかなぁ・・・自分だけのものとして取って置きたいような感覚?誰にも教えずにこの気持ちを独り占めにしたいような感覚?少女の頃、大切にしていた「自分だけの秘密」っていうような、何とも言えない忘れかけていた感情に逆戻りしてしまったりして。自分の中のコアなガーリーを鷲掴みにされた感覚とでも言うのでしょーか・・・。なのでアタシにとってはかなり衝撃な作品でした(笑)。こんな風に言うと、この作品の表面的な部分(レズビアンの話)でショックを受けたのかと思われちゃうかもしれないんだけど、そんなわかり易いタイプの衝撃じゃないんだな~、これが。

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ストーリーは「イギリスの片田舎、ヨークシャ地方で兄と暮らすモナ(ナタリー・プレス)は、亡くなった両親が残したパブを教会にしようとする兄に苛立っている。モナの兄は暴力的で刑務所にも入っていたことのある過去に苦しみ、自分自身を悔い改め真っ当な人間になろうとして宗教にのめり込んでいる。そんな鬱々としたある日、いつものように草原で寝転がっていたモナは夏休みを利用して帰省中のタムジン(エミリー・ブラント)と出会う。タムジンもまた自分のことばかりに忙しい両親に放っておかれる寂しさを感じていて、二人は急速に親しくなる。お互いを知るうちにモナはタムジンの上流階級特有な退廃的魅力に惹かれて行き、またタムジンもモナの純粋さに惹かれ、眩しい夏の光の中で少女二人はドンドンと感情の深みにハマって行く。そして夏休みが終わる日、二人はそれがひと夏の経験だったということを知る・・・。」


まあ、短くまとめるとこんな感じなんですが(笑)ヨーロッパ映画独特の(監督はドイツ人)詩情あふれる繊細なストーリー展開に加え、夏のヨークシャ地方の風景の美しさ、作品中に使われている(二人の部屋やファッションなど)色の鮮やかさ、シーンごとに挿入される透明感のある音楽・・・そのすべてが印象深い。初めは「プラダの悪魔」を観て以来、気になって仕方がなかったエミリー・ブラントの出演作チェックくらいの気持ちでDVDをレンタルしたんですが、観ているだけでグングンと作品の中に引きずり込まれて行くような快感があって、そのまますぐにDVDの購入に至ってしまいました(笑)。いや、ホンマにこれ宝物ですわ。

こう書くと「タラって本当はレズっ気があるんじゃないのぉ~?」ってな噂が立っちゃうかもしれませんが(笑)レズっ気って女子だったら皆、持ち合わせてる感情なんじゃなかろうか?否、男子だって皆、ホモっ気は持ち合わせてるもんだってゆーし、同性に惹かれる気持ち、同性にしかわからない感情ってのは誰でもあると思うのよねん。ただやっぱり実生活になると自分にはそぐわない部分もあったりするわけで・・・でも中には生き方としてそれがピタリとハマる人もいて、そういう自分の感情にピュアに行動出来る人が(もしかしたら)同性愛の道に行くんだろうし、そのあたりはかなり繊細な分かれ目なんじゃないかと。だからこうして美しい映像で見せられると、自分でも意外なほどフワ~っと世界に入り込めるのかもしれない。女だけの世界、女同士にしかわからない世界、だってこれがガーリーってモンじゃございませんか?ねぇ(笑)。

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作品自体の出来の良さも本当に素晴らしいんだけど、際立ってるのはやはり主演の二人。モナ役のナタリー・プレスは、かのケイト・モスを3~4発ブン殴ったような(笑)クシャッとした面白い顔立ち。どこか夢見ているようでありながら、いつも何かに飢えていて・・・イライラと不満を抱えていながら、ピュアな輝きがある寂しがり屋の仔犬のような目が印象的。アタシはこの作品で初めて存在を知りましたが、労働階級に属するイギリスの田舎の少女ってのが見るからにピッタリとハマる女優(次回作ではミシェル・ウィリアムズとの共演作でエミリー・ブロンテを演じるそうですが)。もちろん演技なんだけど、モナっていう女の子が実際にヨークシャ地方に行ったらいるんじゃないか?とまで思わせてしまうほどのリアリティーがある。また頼りな気だけど存在感のあるモナとは逆に、大人っぽいタムジン役のエミリーはまるでモナと一緒に自分も夢を見てたのかと思うくらい儚さがあって、このケミストリーがすごく良い。

個人的に大プッシュのエミリー・ブラントではありますが、この作品を観たらエミリーに興味の無かった人もアレ?って思うんじゃないかなぁ。もしくは好きになっちゃうか・・(うは)。プラダでの役柄もイジワルさを全面に出していたのがハマってたけど、この作品でもイジワルとゆーか、悪戯好きで誘惑的、嘘つきで大人を小バカにしてて、ちょっと残酷でクールな少女。・・・そんな複雑で繊細で小悪魔のようなタムジンにピタッとハマってるのよね、エミリーちゃん。印象的なシーンにタムジンがエディット・ピアフが好きだと言って、ピアフの曲を聴きながらモナにピアフの生き方を語るトコがあるんだけど、そこなんか震えが来るくらいステキ。なんだろうかねえ、どう言ったらいいのか、もうスゴく魅力的なんだわ(うわはは)同性から見ても。

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彼女自身、美人で賢そうな申し分無い外見に加え、この役柄の中にも色濃く出ている(生粋のイギリス人っていうのに驚かされるほどの)デカダンスなムードがある女優なのですが、この一見、堅そうなブリティッシュアクセントで喋る優等生っぽいエミリーだからこそ、彼女の妖しい魅力が下品にならず引き立つのかもしれません。学生時代にいた憧れの先輩っぽい雰囲気って言ったらいいのかなー(作品中ではお得意の乗馬やチェロ演奏も見せてくれます)。そしてこの作品の撮影時の3年前、エミリーちゃんはまだ20歳そこそこ。今でも23歳とは思えないくらい大人っぽいけど、この作品での艶っぽさって言ったらアータ。男じゃなくても惚れますゼ(笑)。それが証拠にこの作品を観たスーザン・サランドンは自分の次回作の相手役(同性愛の話じゃないけど)になって欲しいと、エミリーちゃんに《直接》オファーの電話を掛けてきたんだそうです。その作品「Irresistible」も観ましたが、これもエミリーちゃんの妖しい魅力が全開で、やはり知性派は知性派を呼ぶ法則とでも言うのでしょうか?(笑)スーザン様もお目が高い。この作品も「My Summer of Love」同様に日本未公開っていうのがなぜっ?と、アタシャ配給会社の人に聞いて廻りたいくらいです。

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で、あまりにもエミリーちゃんに関する情報が日本では少ない(と思われる)ので、エミリー啓蒙のためにも次回また改めてエミリーちゃん特集はやりたいと思っております。どうぞお楽しみに。うひひ。冒頭にも迷いがあったことは書いたけど、今回この「My Summer of Love」に絞り込んだレビューにするか、エミリーちゃんの紹介も兼ねるか等々も考えちゃったのよねえ。ですが、まずは段階を追ってね(笑)。アタシ自身がエミリーちゃんに萌えて行った順番にお届けしたいかと思いますわよ!(勝手にね。ヒヒヒ)。最近はタラログでもすっかりお馴染みになったズーイーちゃんが妹タイプなら、エミリーちゃんは断然に姉タイプ。年齢は逆なんだけども、それもまたヨシ(何が)。で、ココまでの話で、こんだけ作品の素晴らしさ、ガーリー度の高さを謳っておいて映像がないのもナニなので、見つけてみたよトレイラー!さっそく自分の目で確かめてみて下さいませ。そして禁断の世界へ?どーぞ~。



オフィシャルサイトはコチラ

でもさ、トレイラーだけじゃ作品の繊細さは伝わりきらないよねぇ・・・どうすっぺ。


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(2007/03/31(土) 12:05)

 ガーリー・オブ・トゥモロー

あー。やっと書き始めております(笑)。今回も映画レビューだけんど(バラエティーに乏しくてスンマヘンねぇ)思ってから書き出すのにスゴく時間がかかっちゃったよ。もしかして過去最高に書き出しの神が降臨するのが遅かったかも(知らんて)。作品は日本でも来月公開、堂々のオスカー8部門ノミネート作品「ドリームガールズ」です。観て来たのはGG賞授賞式の後の先々週のこと。公開前から観る気満々だったんだけど、なんせミュージカルが大嫌いな夫から「誘ってもオレはこの映画は絶対に観ないぞ」とプレビューの時から言われてたモンで(苦笑)どうしたもんかと・・・ま、DVDまで待つかぁ・・・等々(注*アタクシ車の免許がないんでね)過去ムリヤリに「マリー・アントワネット」を鑑賞させて気まずくなった経験のある妻は考えたりしてたわけ。

さらにアンジーを観たいがための妻リクエストで出向いた「Good Shepherd」でも内容があまりにナニだったので、我慢の限界を超えた夫は席を立って床屋に行っちゃった(爆)ってのもつい最近の出来事だったんでさ、ドーすっぺかと(苦笑)。だけどさぁ、GG賞授賞式でコメディー&ミュージカル部門の助演女優賞に輝いたジェニファー・ハドソンのスピーチを観て怒濤のカンドーになっちゃったアタイは、やっぱどうしてもスクリーンで観ときたいなと思っちゃったのよん。だってオスカー受賞ミュージカルの「シカゴ」はDVDで鑑賞したんだけど・・・小さい画面じゃ作品の面白さが半滅だったんだもの。なので今回は夫は送迎のみで一人鑑賞を決行。逆にこのほうが思いっきり泣けて良かったですわ、クリネックスも箱ごと持参したし。うひょひょー。

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有名な舞台劇なのでミュージカル好きの方であればストーリーはご存知かと思われますが、いつも通りに軽ーく(ウソをつけ)あらすじのご説明をば。いや今回はまぢで端折るよ。「ディーナ(ビヨンセ)、エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)の幼馴染み三人組は「ドリーメッツ」を結成し、スターになることを夢見て地元デトロイトのタレントショーにチャレンジする才能あるティーンネイジャー。この三人の女の子が地元で出会った同じくアメリカンサクセスを夢見る男達の巧みなサポートで、チャンスを手に入れ「ドリームス」として全米屈指のスーパースターになり、それと同時に恋や仕事を通してひとりの自立した女性になっていくまでを描いたストーリー」でございます。ね、短いっしょ?(大笑い)。だってさー、シンプルな成功物語のワリに登場人物が多いぶん、意外と内容濃いんだものよぉコレ。なので2時間半という時間もアッという間。飽きずに鑑賞できました。

まず一聞の価値があるのはアタシのお目当てでもあった(GG前は違ったけど)エフィー役のジェニファー・ハドソンちゃんのお歌。B系ミュージカルですから当然ソウルフルな歌声がウリなわけですが、はっきり言って隣にいるビヨたんが300メートル先にぶっ飛んでっちゃうくらい上手いです。ええ(笑)。まあ、ビヨたんだってグラミー9個もいっぺんに貰ってる女ですし、過去にはオスカー授賞式のゲストでビヨのリサイタルか?っつーほど歌いまくった経験もあるわけで、本人の持つ華に加え、業界での歌の上手さはお墨付き。だから今回の主役だって廻って来たわけだし。が、ビヨも(ビヨンセ立ちのまま)300メートルはぶっ飛びます(笑)。物語のはじめはエフィーがリードボーカルだったので、もちろん故意に彼女の歌声を目立たせてた演出ってのもあったんだろうけど、後半戦でビヨたんが一発二発カマしても追いつけなかった感あり。アタシには普通の人の歌に聞こえちゃった。だってさ、エフィーが歌い終える度に客席から拍手だよ。映画館の客席ってことですわよ。まぢスゲーよ(笑)。

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そして下画像をご覧頂く通り、ディーナ役のビヨたんの美しさも見逃せません。ストーリーは60年代のモータウンレコードの発展とダイアナ・ロス&シュープリームスの成功物語を下敷きにしてるわけですが、ディーナの元ネタであり、当時ディーバと言われて界隈に君臨したダイアナ先生よりも数倍美しい。実際のダイアナ先生はメンバーを踏み台にしてまでのし上がったくらいの傲慢女だったらしいんだけど(苦笑)この作品中のディーナはあくまで仕事上のボスであり(ベリー・ゴーディーがモデル)後に夫となるカーティス(ジェイミー・フォックス)に操られるお人形という設定。きっとダイアナ先生が事実をぶちまけられるのは嫌がったんだろーな(妄想・・・じゃないような気がする。アハ)。でも清潔なお色気をウリにするビヨには上昇志向丸出し系よりピッタリな役柄だったようにも思いますわ。時代が変わりTVウケするためにマネージメント側が綺麗なディーナをリードに持って来るってのも合点がいくし。だからそのためにエフィー役はビヨたんよりブチャイクで(役作りのために太ったらしいが)歌がメチャクチャ上手いってのが必須条件だったんだろーなー。でもよく見つけたよ(いい意味で)。

ってーのも、ジェニファーちゃんは(いまや)国民的番組「アメリカンアイドル」出身なんだと。しかも落とされた負け組(苦笑)。いまじゃ「アメリカンアイドル」のプロデューサーも悔し涙にむせび泣いていることでしょう。うひゃひゃ。やったね、ジェニファー!人間どこでどうなるかわかったもんじゃないですねー。ジェニファーちゃんが「押してダメなら引いてみな」って思ったかどうか知らんけど(思わんだろ)一発逆転ホームランだよね、コレ。そんなアメリカ人が大好物な背景も手伝って、25歳のジェニファーちゃんはタイトル同様にドリームガールとしてアメリカに迎えられたわけでございます。エエ話や。

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ところでアタクシ、クリネックス持参した甲斐があって鑑賞中泣き通し(爆)だったわけですが、ジェニファーちゃんのお歌以外にも泣きドコは各所に用意されております。いや感動作品ではあるけども泣けない人もいると思うよ。だけど音楽を聞いて感情移入、もしくは気持ちが高ぶったりしやすい方は要注意(エバンなっつの)。女の半生を描いてるので同じ女として揺さぶられる感情は大いにあったんですが、特に共感したのは女の友情についての部分。

高飛車なところはあるけれど歌が上手く姉御肌のエフィーは、リードボーカルの座をルックスのいいディーナに取られたことに腹を立て、グループの中でディーナにスポットライトが当たることに嫉妬し、好きな男までが美しいディーナを愛し始めてることに気づくと「自分からすべてを奪った」となじる。また作曲担当の兄C.C.(注*イケメン)までもが姉のエフィーではなくボスやメンバーの味方になってしまい、孤立し傷ついてグループを去るわけです(この去っていく時の歌がH&Mの広告PVにも使われた有名なアレ)。その後、なんだかんだはあるんですが(割愛)ディーナは自分が商魂一徹主義のカーティスの手の平の上で踊らされて来ただけだということに気づいてしまう。そう自立心が芽生えてしまうんですな。素直なお人形だったディーナが意思を持ち、カーティスの行動に疑問を感じ始める。そしたらアンタ、男と女の関係なんてお終いでんがな(ホンマやで)。そして自分の栄光が、昔、夢を一緒に追っていたはずの幼馴染みエフィーの悲しみの上にあったんだということに気づく。エエ話や。ネタバレと言えども、このへんまではオフィシャルサイトにも載ってるからね。まあ、そのあとはお楽しみに(笑)。

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こういう風に書くとやはりビヨたんが主演でジェニファーちゃんは歌の上手い脇役なんだろうな。ってことになっちゃうんだけど、グループを脱退して職もなく落ちぶれた生活をしていても、自分にとって大切なものを見失わないエフィーの強さを演じ切ってるとこなんてアータ、圧巻です。ちょっと泣くで(笑)。なもんで、ご覧になる予定の方は、お歌だけで無しに脇役のはずのジェニファーちゃんの存在感にも是非ご注目を。ってことで。ワリと大プッシュ?(笑)。

かつてアタシにも(また自分の話だけど。笑)毎日のように一緒に過ごし、打ち明け話をしあったり、泣いたり笑ったり、時には喧嘩もし、そんな目に見えないものをシェアしていた幼馴染みがいたんだが、今はどうしているんだろーか(知らんのかい)。女も年を取れば取るほどに様々な人生模様があるわけで、お互いに共通項が無くなって来ると自然に音沙汰が途切れたりしてくるもの。幼馴染みっていう過去の存在が、今の自分に必要なくなってくるってなこともあったりするのかもしれんよね、ウム。それでも幼馴染みに限らず、昔の友達ってのはいつ会っても昔の自分にフラッシュバックできる貴重な存在なわけで(個体差ありますが)。エフィーとディーナのように何かのキッカケですれ違っちゃったとしても、もしまた出会えたらあの時間を一緒に過ごした相手としてお互いをリスペクトし合えればいいなぁ~。なんてことまで思わされましたわ。うはは。

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GIRLIE OF TOMORROW.

アメリカ版トレイラーはコチラ
メイキングビデオはコチラ


頼まれなくともドーンと見せます(YouTubeだけどさ。笑)。



まだ夢がいっぱいで皆がドキドキしてる様子が上手く描かれててこのシーンが一番好き(だから拡大してみた)。エディー・マーフィーもステージではいい味出してましたわ。イケメンタイプじゃないけど歌も上手いし、人を惹き付ける何かがやっぱあんだな。











作品中の映像を使用したビヨたんのPVもどうぞ(要らんかった?うは)。


そして今回の記事を読んであの子が気になっちゃったキミへ贈る!

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(2007/01/31(水) 18:58)

 昼は淑女、夜はガーリー
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全国一億人のガーリーな皆様こんにちは(つか、そんなに来店ネーだろが)。新年早々また懲りずに映画レビューだよ(爆)。スンマセンねえ。専業主婦につき日々の活動内容が乏しいもんで(苦笑)こういう脳内疑似体験が唯一の愉しみだったりするアタイ(カナシーッ)。ま、そんなんでも怠惰な性格と相まって不思議と毎日が楽しい(うひゃひゃ)。と、そんな怠け女でばかりいるわけにもイカンので来週こそは重い腰を上げ、年末に宣言した自分祭り開催に頑張りたいと思います。え?要らん?ンなこと言われたら二度とやらんわ(ウソ)。

新年すでに何本か映画鑑賞はしておるのですが、このポスターの作品「Irma La Douce/邦題:あなただけ今晩は」を再鑑賞。大昔、旧ブログで廻って来た映画バトンでも好きな作品で挙げたくらい大好きな作品(ややこし)。古い映画好きの方なら、おそらく鑑賞済みなんじゃないかとお察しいたしますが、63年に公開された故ビリー・ワイルダー名監督の作品の中でも最高峰だとアタクシは思っとります。だってさー、何度観ても可愛いんだもん、ガーリーで(笑)。主演のシャーリー・マクレーンは好きな女優の一人。どっちかって言うと正統派美人女優より、ファニーフェイスで偏屈なタイプの女が好きなので若かりし頃のシャーリー・マクレーンはアタシの好みにピッタンコ(お婆ちゃんになっても可愛いけどね)。

事実上、ロン毛振興会を推進しておるアタクシですが(いつからよ)シャーリー・マクレーンのショートだけは許す(笑)。いや、何がってアータ。この方の場合、トレンドに左右されてショートにしてるわけじゃないのよ!ってトコが魅力。しかも大概がオサレ系なスタイルではなく、まるで子供みたいなざん切りヘアってとこも彼女に似合っててカワユい。デビューしてから今の今まで頑なにスタイルをキープしてる自分の個性がわかってる女(の先輩)ってのが、ロン毛振興会のアタクシでも思わず深々と一礼させらてしまう理由なのでございます(ココとっても大切)。ま、そんなショートへのリスペクト話は置いといて。今日もブログ記事のほうはロングで行きまっせー(爆)。まずはこの作品のストーリーから、いつも通り長々と説明させて頂きますわよっ。うひゃひゃ。

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パリの裏町、娼婦街で働く売れっ子娼婦のイルマ(シャーリー・マクレーン)。見た目の通りのカワイコちゃんなんで、皆は「イルマ・ラ・デュース/可愛い子ちゃんのイルマ」と彼女を呼ぶ。古株のパリの警官達は売春行為については黙認。娼婦達の稼ぎがポン引き達に渡り、ショバ代としてポン引き達からパトロール中の警官達にもいくらかのチップが廻るってな具合。警視庁のおエラいさんでさえ娼婦街の常連さんってのも衆知の話。ところがある日、パトロールをしていた新米警官のネスター(ジャック・レモン)が娼婦宿になっているホテル・カサノヴァをガサ入れし娼婦全員をしょっぴいてしまったから、さあ大変。客の中にいた警視庁のボスに呼び出され、ネスターは即刻クビ。職を失い向かったのはカサノヴァの目の前にあるポン引き達の溜まり場になっているビストロ。ヤケクソになって一杯引っ掛けていると、ヒョンなことからポン引きの親玉と喧嘩になってしまい、どういうわけか偶然にもネスターが親玉をノックアウト。親玉の女だった売れっ子イルマに気に入られ、ラッキーにも自分に寝返られてしまう。

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そんなこんなでお互いに惹かれ合い、イルマのアパートで一緒に暮らし始めるネスター。仕事もポン引きの親玉職に収まるが(笑)ネスターに惚れ込んだイルマは自分の男の面倒をみたいばっかりにセッセと仕事に精を出し、一緒に過ごす時間が作れない。そこでビストロのマスターに相談したネスターはおかしなコスプレで「X卿」という架空の英国紳士に扮し、一回500フランという破格の金額で週ニ回イルマに会いにパリを訪れるというシナリオを作り、マスターの協力を得てさっそく実行。何も知らないイルマを大喜びさせる。が、その500フランが湧いて出て来るわけも無し。自分の女に会う費用を作るために早朝、イルマに内緒で市場で働く羽目になる。毎朝疲れ切っているネスターを見てとうとうイルマはウソに気づくが、すっかり自分の娼婦仲間と浮気をしてると信じ込み二人は大喧嘩。

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そしてそんな二重生活に疲れ切ったネスターはX卿の衣装をセーヌ河に捨てるが、それをネスターに恨みのある元ポン引きの親玉が目撃。さてはネスターが嫉妬のためにX卿を殺したと勘違いした彼は警察に連絡し、あっけなくネスターは逮捕され投獄されてしまう。ネスターがX卿を殺したと知って一時は怒るイルマも、ネスターが自分への愛のためにやったと知って感動するが時はすでに遅し。その後、投獄中のネスターはイルマが妊娠したことを知らされ、またもビストロのマスターの知恵を借りて脱獄に成功。イルマの元へ無事に帰るが、当然、警察の追っ手がやってくる。そこでネスターは再びX卿に扮し、警官や元親玉の見ている前でセーヌ河の中から姿を現してみせ、皆の度肝を抜いてみせる(笑)。身籠ったイルマは「アナタの子供じゃなく、X卿の子供だ」と告白するが、そんなことはどっちでもいいネスター(そもそも同一人物だ)。そして無事にイルマと結婚。式の最中に産気づいたイルマは教会の一室で子供を産み落とす。めでたし、めでたし。というストーリー(笑)。ねっ、可愛いでしょ?

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いやさ、こんな風に淡々と書いちゃうとなんだか「フーーーン」てな話だよ。だけど舞台背景がハリウッド黄金期の60年代で撮影はテクニカラー使用、ほとんどセット撮影だったという舞台は当時のアメリカのフィルターを通した庶民的なパリ~。もうそれだけでご飯三杯はイケルっちゅーねん(大好物、大好物)。あの時代、パリを舞台にしたハリウッド映画っていったらオードリー・ヘップバーンものが主流中の主流。オードリーはなんたって欧州出身だから、やはりヨーロッパの洗練みたいなものが滲み出ちゃうってのが、またステキ度を上げてるわけですが、この作品はシャーリー・マクレーンっていうバリバリのヤンキー娘主演。体もデカきゃ、洗練されたムードなんてのも皆無で(苦笑)とにかく男なんて蹴っ飛ばしちゃうくらいのお転婆なアメリカンギャル丸出し。でもそこがスゴーく可愛いの。冷静に考えたら決してパリジェンヌなんかに見えるタイプじゃないんだけど、なぜかこの娼婦役には骨太感のあるシャーリーがとーーーっても合っている。逆にアタシが好きなオードリー作品はオードリーが都会に憧れる田舎出身のアメリカ人を演じた「ティファニーで朝食を」だったりして・・・。やっぱアタシってギャップ(=現実と妄想の間にある虚像)が好きなんだと思うわ。うほほ。

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で、また映画の話に戻りますと(すぐ逸れちまうんだからーん)シャーリー自身も最高にいいんだけど、名優ジャック・レモンとのコンビネーションがまたいいんだわ。ジャック・レモンも往年のコメディー俳優の中では好きな俳優なんですが、今どきで言ったらベン・スティーラー風味?真面目で不器用で神経質でお茶目なカッコ悪さを演じさせたら天下逸品(笑)。とにかく肩をガクンと落とした演技だけで切ない笑いの取れる男。本来この作品はマリリン・モンローのために書かれた脚本だったらしいんですが、残念なことにマリリンが亡くなってしまったことでシャーリー・マクレーンに白羽の矢が飛んで来たらしい。これも古い映画ファンなら衆知だと思われますが、この二人、同じくビリー・ワイルダー作品で傑作の誉れ高い「The Apartment/邦題:アパートの鍵貸します」で素晴らしいコラボっぷり、息の合ったコメディーっぷりを見せてくれておりまして、そのへんの絶妙なケミストリー加減が抜擢の理由だったんでしょうねえ。ジャック・レモン演じる切ないダサ男に絡む、シャーリーのハスッパっぷりがまた可笑しく、この不機嫌で無表情なシラケた演技が似合うってのもズーイーちゃん然り、アタシのガーリー萌えポイントだと思われる。オホ。

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やっぱね。心にダイヤを持ったハスッパ女はいい(何がやねん)。イルマは一見ぶっきらぼうなんだけど(ことあるごとに煙草をプカーッとやったりして)一旦、男に惚れちゃったら惚れ尽くしちゃうってゆーか、見返りを求めずに突っ走るってゆーかね(笑)。で、再鑑賞した夜、恋愛はかくあるべきだわ!とオバちゃまは膝を打っちゃったわけ(だから書いてんだけど)。とは言っても、まあ皆自分のやりたいように恋愛すりゃーいいんだけどよ(ま、言わせてくれ)。思うに一生懸命に恋愛した人(してる人)とそうでない人の間には暗くて深い河があるような気がするの。何だよソレってか?まあ、今から書くからちょっと待ってよん(笑)。んでさ、こればっかは年取れば取っちゃっただけ、周囲の声とか自分のプライドとかっていう要らんもんが邪魔してなかなか踏み切れんのも確か。だけど見栄で恋愛してはイカン!自分のほうが思われてなきゃカッコ悪いとか、自分の都合どうりに行かないと我慢がならぬって言うアナタには(若かりし頃の)アタシ以上の怠け者認定証差し上げます(申し出があればだけど。笑)。

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イルマは自分を商売道具にしか思ってなかった元親玉を(偶然)やっつけちゃったネスターに惚れ込む。そして惚れた男には自分の身を粉にして(っていうよりはプロ意識に溢れ、なんの疑いもなく娼婦業に勤しんでるんだけどね)ネスターを精一杯の伊達男にさせるべく張り切って働く。手抜き無し、尽くす女になるってわけです(笑)。そんな心がダイヤモンドなイルマを元警官、まじめ男ネスターとしては放っておけないわけさ(エー話や)。イルマと自分の仕事上の関係?をわかっていればこそ、自分で自分のカノジョを買ってでも守りたいと思い、下手な茶番劇を演じる。バカみたいでしょ?そうなの。でもこのバカになれるってことが恋なんですねえ。愛なんですわ(笑)。

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これは60年代前半っていう、まだアメリカにはダブルスタンダード(封建的)ムードが色濃く残る(まだ残ってはいるが)ウーマンリブなんてのが騒がれる前のストーリー。ハリウッドに置いても男達の実権が強く、男の望む女性像がモテハヤされ、そんな作品がたくさん作られていた時代。ですが、恋愛に関するアレコレっていうのは女の地位が向上したからっていって、そうそう進化なんてするもんじゃ無いんだよな。特に感情論っていう話になれば尚のこと。皆の大好きなSATCでキャリーがビッグを最後の男に選んだ結末を考えたってそうじゃないのさ。でしょ?(フフ)。結局、人間の心ってのは根源的なものに根ざしてるんだとアタシは思う。そもそも心なんてもんが流行や革新的な思想によってコロコロ変わるもんじゃない。もしそうだとしたらそれは「本物」にはなり得ないわけで・・・ダイヤとは言えんのよ。で、その深い河の底にあるものを見つけるには「一生懸命する恋愛」が手っ取り早いんではないかと・・・経験談かって?うはは。どーでしょうかねえ(笑)。

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現代的な女性であれば自信を持って強く生きること、時には鼻っ柱を強くして(裏付けがあれば尚更けっこう)プライドを保つことも「女の処世術」だと、すでに60年代にあった女性像として先輩キャリアウーマン、イルマも教えてくれるけど、それはそう振る舞うことで自分がすべて周囲をコントロール出来るっていう驕った考え方から来てるものじゃない。イルマ自身、そんなことすら考えてもいないし望んでもいない。そんな作為なんか全く無い心ですべてに取り組んでるわけさ。だいたいセックスをプロフェッショナルな生業にしているイルマは、真剣に男と付き合おうなんてことすら頭にないし、自分の商売に対して望んでるのは客からのよりよい報酬のみ。で、そんなイルマが恋に落ちる。あんなに鼻っ柱が強かったイルマが、好きになった男のために禁煙まで試みたりして・・・。イルマは自分に起きた変化にゴチャゴチャ講釈垂れないでスッと素直に受け止める。そんなシンプルでクリアなトコがアタシの思う「心がダイヤ」ってことなんだなぁ(ま、あくまでも私感ですよ)。またこの娼婦っていう男を手玉に取るような職業っていう設定が、逆に恋しちゃった時のイルマのピュアでガーリーな面を引き立てていてホントに上手く出来ている作品だと思うのよね、コレ。

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役者達のケミストリーも然ることながら脚本が面白いってので、ちょいとグーグってみたらやっぱりパリのミュージカルで舞台に上がっていた作品の映画化だったんだそうな。映画のほうはミュージカルじゃないけれど、シャーリーにお得意のダンスを踊らせたり、全編に流れるあの時代の古き良きミューズィックもテンポのある展開と相まって楽しい作品になっております。また、こだわり屋のワイルダー監督ですから(笑)衣装や美術もそりゃあ、ヴィンテージラバー垂涎ものの素晴らしさ。ガーリー、ガーリー、ガーリーのオンパレードだよ、アンタっ!(爆)。イルマが必ず身に付けているグリーンのリボンやストッキングがこの作品のキーカラーになってるんですが、このあたりもイルマの清潔感、清々しさを視覚効果で表現するのに一役かってるのかもしれませんねぇ。恋に悩むガーリーな皆様が眠れぬ夜に鑑賞するにはピッタリの一本かと思われ(笑)お薦めです。

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んで、探してみたらやっぱあったよ~(ウレシーッ)。

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(2007/01/12(金) 02:26)

 シネマ特急最終便

22日公開のベン・スティーラー主演作「Night At The Museum」をさっそく観に行って来ました。なので案の定、シネマエキスプレスの本数は加速気味にドンドン増え続ける一方なのですが(苦笑)取りあえず、ここで一部終了させて頂くことにして新旧取り混ぜた2006年映画鑑賞文を行ってみよ!ベン・スティーラーの大ファンだと言うことは旧ブログでもことあるごとに書いていたので、もうその話はいーよ。って方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)とにかく大好きなんだから仕方がない。うほほ。自称イケメンラバーのアテクシでございますが、ベン・スティーラーの存在って人によってはもれなくソコから漏れるかと思うのよ。でもさコメディー俳優の中ではなかなかなモンなんじゃないかと思っておりますのよ、ゴーインに(笑)。だってさあ、トム(クルーズ)ちんに似てない?いや、トムちんの存在だって今や「キモ」方面にドップリ足を踏み込んだ感はあるけども(そーなんかい)やっぱ「トップガン」なんつー往年作品を見ちゃうとさ、うーむ、やっぱハンサムかも~と思ってしまうことに抗えない自分がいたり(小ちゃいけど)。うひゃひゃ。

ま、ベン様(大笑い)も小ちゃいのでその話は良しとして(ゴーインに)今回の作品でもベン様にしか演じられなかったであろう(あくまで私感だからよ)役柄がとーってもハマってて、コメディーだけに留まらぬクリスマス鑑賞に相応しいハートウオーミングな秀作になっておりましたよん。主人公のラリーは至ってシリアスなタイプなんだけどプッと吹き出しちゃうような可笑しさがあり、どこか同情を誘われるような寂しい背景が似合う、優しくって温かい正義感に溢れた不器用な男。と、かなり複雑(笑)。そしてこの手の複雑なタイプはベン様の最も得意とする役柄だと思われる。いや「ドッジボール」で演じたような単純に笑えるだけの役も悪くないけど、ベン様の才能はおバカコメディーだけでは言い表せんよね。うむ(かなり私感が強いのは承知の助)。

ストーリーはタイトルを読んで、また画像を見て想像がつくように(フツーはわかるよな)閉館後、夜の博物館で起きる奇想天外な出来事。いわゆる「おもちゃのチャチャチャ」的な世界が本物の「アメリカ自然史博物館」で繰り広げられるというわけ。もうこの展開を考えただけでウキウキしちゃった夫婦二人(笑)。いさんでオープニングデイのマチネー(昼間の上映)へ。当然のことながら場内は家族連れをはじめ超満員。やっぱりキッズ(も観れる)作品は強いのよ。おそらく今週のボックスオフィスになるのは間違い無い。こんな混み混みの劇場に行ったのは(初日ってこともあるが)ブランジェリーナの「Mr. & Mrs. Smith」とジョニーくんの「チャーリーとチョコレート工場」以来ですわ。きっと「スター・ウオーズ」や「ハリー・ポッター」なんかもスゴいんだろうけど、この二本はスルーしてるので比較の除外。

原作はミラン・トレンクの子供用絵本をベースにしているそうで「チャーリーとチョコレート工場」鑑賞の時と同様にスクリーンを観ているだけで子供時代へフラッシュバックさせてくれるようなシーンが満載。こういうファンタジーの世界は時代を超えてきっと子供達にとってはエキサイティングこのうえないんだろうけど、大人達にとっては舞台が博物館っていうリアリティーのある場所だけに、かつて子供の頃に百科事典を捲り、また博物館で展示品を閲覧しながら「あー。動きだしたら面白いのにぃ~」と妄想した記憶が甦る軽くノスタルジーに浸れるような出来になっておりますぞい(笑)。共演者もミュージカルコメディーの神様みたいなディック・ヴァン・ダイク、それに「ティファニーで朝食を」で変な日本人(苦笑)ミスター・ユニオシを演じたコメディアンのミッキー・ルーニーなんていうマニアが喜びそうなメンツも出演しております。まあ、ガーリーラバーズの壮大なるドリームワールドが「マリー・アントワネット」なら、これはボーイッシュラバーズの夢の世界と言えるだろうな。

なのでお子様(特に男の子!)がいらっしゃる方は是非とも映画館へ連れて行ってあげて欲しい。DVDじゃダメです。これは大スクリーンで動き出す展示品の面白さ、迫力を味合わないと(笑)。全世界の共通項、子供の興味を促して豊かな才能を育むのは「夢の存在」有りきなんだもの。現実を学ばせるのも大切だけどコレだけは子供時代の心の財産として親御さんが気を配ってあげるべき大切な部分だと思いますわ。この作品を観たあとに実際アタシも、もう一度、世界史の復習なんかしてみちゃおうかなーってな気にさせられたもの・・・単純ですけんど(苦笑)。アメリカの子供達もこの作品を観た暁にはアメリカ自然史博物館へ行くことを夢見るのは必至(笑)。アタシも先日のNYC旅行でブラブラとウインドウショッピングばかりに時間を使わずに、やっぱりミュージアム巡りをするんだったな~と後悔させられてしまった(ウソ)。博物館の近隣にあるセントラルパークの映像もいっぱい出て来ますが、自分が旅した季節柄もあってやけに懐かしい気がしてしまったり・・・(冬のNYを舞台にした映画ってホントに多いよね)。

劇中でベン様演じるラリーは離婚した妻との間に小学生の息子ニックがいる失業中の父親役。そしてニッキーの「株取引の仕事に就くつもり」という現実的過ぎる将来の計画を聞いてガッカリする。その理由には「父親のようにならないように」という母からのアドヴァイスがあると知って更にガッカリ(苦笑)。父として自分の立場を腑甲斐なく思うわけですわ。で、ニッキーのためにも何か仕事をしなくっちゃ!つんで見つけるのがアメリカ自然史博物館の夜警の仕事(この時のジョブカウンセラーはベンの実母であり、SATCでスティーブの痴呆ママを演じたアン・メアラがカメオ出演)。で、前出の奇想天外な出来事に対処することによって父として自信がまったくなかったラリーも成長し、ついにその父の威厳をニッキーに見せることが出来る日が来るか?・・・ってな展開なわけです。その辺の経緯の描かれ方もベン様らしくって可愛いんですわ。ま、ただでさえ想像もつきやすく流出画像も多い作品なので今回のネタバレはこのへんで許してしんぜよう(わは)。とは言え、やっぱりそれじゃ物足りないという方のために計10本(!)の出血大サービスでYouTubeからビデオクリップもご用意しましたので興味のある方はドゾ。












ベン様のソックリさん?トムちん主演シリーズ「ミッション・インポッシブル3」も今年鑑賞作品のひとつ。トムにまつわるアレコレは置いといて娯楽大作としては一目置かずにいられない作品であります。なんかもうトムちんのイーサンが見れんのかと思うと複雑な気持ちもしますが、次代のイーサンは「007」のダニエルのように鼻っからミスキャスト呼ばわりされる意味不明なキャスティングだけは避けて頂き、ドップリと娯楽大作一直線で突っ走って頂きたい。うひひ。映像はDVDよりメイキング編。トムちんのいい加減にしろー!な「俺様節」と周囲を取り囲む「ゴマスリ音頭」を楽しんで頂けたら本望です。でもアタシはどうしてもトムちんが悪い人には思えんのだけどねえ。うはは。てか、4作目のイーサンは誰がやるんだろ?ブラピか?(爆)。



最終便もやっぱりアレに頼りますけど、なにか?(爆)。
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(2006/12/24(日) 15:40)

 シネマは続くよどこまでも

まだまだ自分勝手に続いておりますよ~。今年のシネマ鑑賞を振り返る旅。フッと気づいたら2~3日に一遍はNetflixから届くDVDを観ちゃってるわけだから、来年まであと1週間とはいえ今年の鑑賞分はこのまま行ったら増え続けるばかり。どーすっぺ(爆)。しかし、こんなんでくじけてたら来年の目標、年に96本ヒットなんて無理だもんな。つか、そんなに観たら全部のレビューなんて書いてらんないぜよ(うひゃひゃ)。なので来年はレビューしませんっ(ウソ)。とにもかくにもピックにあたってはシネマラバーの方々のレコメンも激しく参考にさせて頂いてますので「コレってタラちゃん好きじゃな~い?」とか「コレはオマエも観といたほうがいいんじゃねーか?」とか「コレが気になるから日本公開前に観て来てよ」等々、来年も皆様からの温かいレコメンをお待ちしております。

本日もそんなステキなレコメンテーターの中より、エンパイアステートビル最上階級のアンテナの持ち主(褒め過ぎか?)sayakax様からご紹介頂き、やっと最近になって鑑賞した「CQ」から始めたい。いやあ、コイツぁ洒落てんど~。監督は番長の兄でありカルト界のカリスマ、ローマン・コッポラ氏。先日ブレイキング・ニュースでお伝えしたソフィアの初ベビー、ロミー(Romy)ちゃんの名前はなんと兄ローマン(Roman)にちなんで名付けられたらしいぞ。あたしゃソフィアの命名が大女優ソフィア・ローレンから来てるって聞いてたもんで(ちなみにローマンは監督のローマン・ポランスキーより命名)ラ・ファミリアの伝統でヨーロッパ女優のロミー・シュナイダーから来てるのかとばかり思ってただよ。それが意外に家族の名前からピックするだなんて・・・まるで父さんの名前が「宏」だから命名「宏子」みたいな感じじゃない?(全然違うけど)。

ま、そんなステキ一家に生まれ育ち、ガーリー番長兼、実妹のソフィアからもアイコン視されてるカルト番長ローマン。そういやロミーちゃんのパパ、トーマス・マース氏のバンド「フェニックス」もメジャーになる前、どうしてもローマンにPVの監督をしてもらいたい一心で金もないのにPV製作オファーのラブレター?を出したエピソードがあったっていう話をこのブログの番長三部作でも紹介しましたが、とにかくこの作品はローマン氏のカルトなカリスマっぷりの「なぜに?」が解読できる秀作となっとります。その系譜はオサレシネマの父、難解なストーリーはカルトの始まりと言わしめた(知らんけど)ジャン・リュック・ゴダール監督。またエッチなオサレシネマ経由で輩出したオサレアイコンさんは数知れず、主演女優に手ぇ出しまくりで有名な(いや自分の女を主演に使うのほうが正しいか)ロジェ・ヴァディム監督などヌーヴェルバーグな仏映画界の鬼才に起因しておるようです(たぶん)。これはそのカルト系先輩達へのオマージュなんだろーなっつーのが観たらよーくわかる。



ま、ローマンはソフィア以上にヨーロピヤ~ンなポップカルチャーへの憧憬が深いんでしょうねぇ。そーいうのオサレじゃないから商業的なこと考えてまへんで。ってな感じ(笑)。60年代の仏映画を象徴する実験的な匂いの作品をわざわざ現代に再現させたこの余裕(はっきり言ってヌーヴェルじゃ無しにレトロだしな)遊びゴコロを見ろー!って感じ(笑)。ジャンカルロ・ジャンニーニやジェラール・ドパルデューなんつースクリーンから脂っぽいヨーロッパ臭が漂って来そうなコテコテを出演させてたり、アタイの大好きなモデルちゃんアンジェラを「バーバレラ」のジェーン・フォンダを彷彿させる役で使ってたり(ここも敢えてアメリカ人からのチョイスだったんだと思われる)マルレーヌ役のエロディー・ブシェーズなんかアンナ・カリーナにそっくり!だし、まあヨーロッパ映画を齧ったことのある方にはタマラン演出になっております。

個人的にはこういうお色気タッチでバカバカしい作品を作るんだったら(ローマン自身もそれが狙いと語っている)「オースティン・パワーズ」くらいのミーハーなお下劣さが欲しかったところですが、なんせ時代背景は学生運動に沸く60年代後期。ゴダール監督を愛する者としてはバカになりきれなかったんでしょう。もしくはラ・ファミリアの血が下品な展開を許さないのかも~とかとか、エトセトラエトセトラ(笑)。また従兄弟のジェイソン・シュワルッツマンやソフィアのカメオ出演などもさすがのコッポラ一族、血族の堅さもキチンと見せてくれます。そうそうモデルちゃんラバーにはアンジェラだけでなく、ナタリアちゃんも女優として出演してるのも嬉しいところ。んでストーリーはどうなのかって?うーむ、内容的には敢えて語るほどでもないので(爆)興味のある方はコチラをご参照下さいませ。


なんだかんだ長くなっちまう(苦笑)語りたがりのガリアーノ(爆)。否、タラちゃんをお許し下され~。うひゃひゃ。ローマン同様にコッポラ家の血筋を惹く男と言えばジェイソン・シュワルツマン(ここではニコラス・ケイジは除外品にさせて頂きたい)。そしてその濃ゆい血筋を敏感に感じ取るポスト・カルト番長のウェス・アンダーソン監督。臭覚が非常に優れている彼についてはイロイロと語りたい事もありますが、ここはサクッと作品のみにフォーカスで(笑)。仲良しブロガーyokopinのブログで「ライフ・アクアティック」のレビューを読み、ウェス・ワールドが恋しくなってしまったアタシ。「ライフ・・・」は既に観ていた作品だったので未見だった「天才マックスの世界」をNetflixにオーダー。これがさー、旧ブログでもレビューしたくらい大好きだった「ロイヤル・テネンバウムス」と並ぶほどの傑作。いや「ロイヤル・・・」に敬愛するベン・スティーラーさえ出てなければ、こっちのほうに軍配を上げてしまうかも。そのくらいヨカッタ。



ま、どっちにしてもウェス・アンダーソンが天才なことに違いは無いんだけど、彼の初期作であるこの作品には無駄が無い。美男美女が登場するわけでもヴェルサイユ宮殿が舞台なわけでもないのに(笑)映像のすべてが美しい。トラッドなのです。アートなのです。しかもサブカル風味炸裂。映像の中に取り込む遊びゴコロのセンスは秀逸。BGMも含め、この場面はこんな風にしたらオサレ。っつー判断にハズレがないのよ~(どしてー)。ベタな恋愛劇があるわけでもなく、人間の深層心理の何たるやを描いてるわけでもなく(描いてるのかもしんないけど)ただただ魅力的な登場人物が引き起こすエピソードの連続劇みたいな作品(その太軸は友情なんだが)。こーんな(天才で)神経質な人が周囲にいたらキレちゃうだろーな、きっと・・・なぞと思わせつつ、観客がチャーミングで複雑な人物像に自分を投影することを提唱するウェス・アンダーソンの世界。こういう作品こそ年月を経ても枯れないし、現代のヌーヴェルバーグなのかも。そうそう、ウェスが「ハロルドとモード」のファンであろうことは以前の記事でも書きましたが、この「天才マックスの世界」ではBGMにキャット・スティーブンスが使われております。やっぱり!わっほ。

そしてまたも駆け足で行ってみよ!アレ(笑)。


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(2006/12/21(木) 18:44)

 シネマの車窓から


いよいよクリスマスが来週に迫って参りました!このシーズンは夏のインディペンデンスデーと並んで話題作、面白そうな作品が目白押しに公開されるアメリカなんですが、一番近いところでは22日に公開されるアンジー出演作「The Good Shepherd」と、これまた大好きなベン・スティーラー主演のコメディー「Night at the Museum」は見に行くつもり。まあ、この2本に関しては夫と好みが別れることもなさそうなのでいいとして、29日公開の「Factory Girl」は見に行く気満々だったにもかかわらず、公開劇場も限られてるし夫が付き合ってくれそうもないからDVDまで待つことになりそうかな~。なーんか流出してるスチール画像を眺めててもイマイチやる気(笑)になれないってトコが本音でしょうか・・・。主演のシーちゃんと共に前倒しの情報が多過ぎて確実に鮮度は落ちてしまった感じ。そこが番長率いる「マリー・アントワネット」と大きく差が出るとこなんだよねえ。ウム。

まあ、あんまり考えずにその時の流れで決めるとして(そーなんかい)本日は今年の鑑賞作品を振り返る旅。とは言っても、すでに記事に書いちゃった作品もいくつかあるし、すでに感動、否、感想すら忘れちゃってる作品もあるのでテキトーにピックして(苦笑)いつも通りに好き勝手なことを語らせて頂きたいと存じます。なのでアンタの意見はドーでもヨカ。もしくは、これから見るのでネタバレ御免という方はどうぞ御自由にお飛ばし下され、あめあられ(爆)。

まず鑑賞作品を常に書き留めてるわけじゃないもんで、思い出せる範囲で思い出して30本。DVDも入れて一年でこの本数って少ないよね?(汗)。1ヶ月にしたらたったの2.5本・・・暇人なのに。ウム。比較的DVD稼働率は高いんだけど、なんせ何度も何度も同じ作品をリーピート鑑賞するクセがあるもんで(わは)それまで含めたら収集がつかん。なので今年初めて鑑賞した作品のみに絞って30本。それでもやっぱ少ないよなー(大汗)。数ヶ月前にNetflixに入会してから定期的にDVDが送られてくるわけだけど、初めの頃に比べて「あとで見よー」率も高くなって来た今日この頃。送られて来た夜に鑑賞して、ちゃんと翌日発送すれば1ヶ月に10本は見れるシステムなんだから、マジメにノルマをこなさねばイケマセンのう(何のためよ)。なので来年は12ヶ月x 平均8本=96本のDVD鑑賞、及び、劇場にも積極的に足を運ぶことをニューイヤーズ・レゾリューションに挙げるとしよう(うわー、くだらんホーフや。爆)。ま、そんな独り言は置いといて・・・。


最近やっとDVDで鑑賞したのが「プラダを着た悪魔」なんですわ(え?遅い?スンマセン)。日本でも劇場公開中につき、アチコチのブロガー宅でもレビューの嵐になっている作品なので今さら感もあるかもしれませんが、一言いわせてくれ(笑)。ぬぅっ、オサレ!・・・じゃなーいっ!って思ったんだけど、どないでしょ?いや、オサレなんですよ(どっちやねん)。つか、オサレに作りたかったのよね、きっと。その努力みたいなものは全体に流れてるんだけどさ。娯楽大作に徹することも出来ずに中途半端な感じで・・・ファッション業界のリアリティーも感じられなければ、ギャハハと大笑い出来る部分も無し。今回(また)ゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされちゃってるメリル・ストリープ先生に関しては、どう寝転がって見てもファッション誌の編集長には見えなかったのよ、アタイには・・・。どこぞの上品なソーシャライトのおば様か、せいぜいファッションスクールの校長先生ってのが関の山(爆)。気位の高い意地悪な役はたしかに上手いと思うけど、そもそもソレってメリル様の得意分野だしぃ。個人的にはファッション誌の編集長だったらダイアン・キートンのほうが適役だったような気がする・・・ま、意地悪が板に就くかどうかは別として。

アン・ハサウェイに関しては(てか、こっちが主演じゃないのか?W主演か?)スチール画像をみた時から(オサレ映画だってのに)モッサリ感が気になっちゃったんだけど、どうやらこのモッサリが抜擢の決め手だったということに鑑賞中気づきましたわ(アハアハ)。全編通して文句なしに可愛い。あの・・・顔が(爆)。んで、なんかそんだけって感じも(苦笑)。アンちゃんの変身具合もなんか中途半端で全然オサレに見えなかったんですけども・・・モッサリがいかんのか?話の筋としては「プリティーウーマン」色が強いので、もっと恋愛メインの作品だったらアンちゃんの可愛さ、ピュアさが引き立ったのかも(大味なとこなんてジュリア・ロバーツにそっくりだし)。

監督はTV出身でSATCのシーズン6でも何本か撮ってる人。ファンの間でも人気のある「ONE」(息子の1歳の誕生日にミランダとスティーブがランドリーで告白し合うエピ)なんていうハートウオーミングなエピが彼の作品なんですが、プロデューサー(女性)もSATCを意識して制作したと語っているので、監督もそして衣装のパトリシア・フィールドもまんま引き抜きってのはわかり易いキャスティングなんですな(つか、わかり易過ぎ)。劇中に散りばめられたトレンディーな台詞(例:パスティスになら予約は入れて置きました。とか、01年のトム・フォードのコレクション以来、ミランダが微笑んだことは無い。とか、ディーン&デルーカで苺1パックに5ドルも取られちまった。等々)NYやパリが舞台だしSATCのファン層を喜ばせたい一心で作ったのが見て取れる。だけど、なーんかボヨヨーンだったのよねえ(爆)。んでも最後の面接シーンでは人間味ある新聞社の編集長に「もしキミを採用しなかったら僕は馬鹿だ。なぜならキミは何か正しいことをしたはずだから」なーんつーホロッとくるような台詞を言わせたりして、そのへんはさすがSATCグループの為せるワザ。思わずオイラも泣いたで(爆)。



ちょいと主演の二人は置いといて(こればっか)他にも美味しいところはあったのよ。それが脇を固める芸達者達。ま、カメオ出演っぽいジゼルなんかはドーでもいいんだけど(うひゃひゃ)。アンちゃん演じるアンディーの先輩アシスタントで不本意にアンちゃんに出し抜かれる同僚役のエミリー・ブラント(役名もエミリー)がエラく良かったんですわ。最近、青田買い趣味に走ってるってのもあって(苦笑)そういう面でのピピピ度が高まってるオレ。早口なブリティッシュアクセントで辛口な台詞を言い放つ女エミリーをどっかで見たことのあるような人物像だなぁ・・・って思ったら「Failure to Launch」のズーイーちゃんが演じた役によく似ている。やっぱりコメディーでこういう飄々とした演技が出来る人ってのは上手いんだわ。なんか印象的な役柄だなーと思ってたら、今回メリル先生と並んでゴールデングローブ賞の助演女優賞にもノミネートされておりましたぞ(他にも「プラダ・・・」は作品賞にノミネート)!ウキキー。なので今後は彼女の出演作なんかもマメにあたってみたいと思います。青田買いラバーの方は是非ともご注目を!

それからアンちゃんのカレシ役のエイドリアン・グレニアーとプレイボーイ役のサイモン・ベイカーのイケメンっぷりもヨカッタ。つか、やっぱインパクトのある主演二人に対し無名に近い俳優達はリアリティーのある演技が出来る分、かなり有益な作品だったんではないでしょうかね。他にもSATCのシーズン5のエピでキャリーをナンパした海兵隊の可愛い男の子役の子がデザイナー役で出てたり、SATCフリークには楽しめる要素もチラホラございます(笑)。そうそうゲイの編集者ナイジェルって、どっかで見たことあると思ったら「Shall We Dance?」のリチャード・ギアの同僚役(邦画では竹中直人が演じた役)だったのね!超性格俳優体質な彼・・・笑えるぅ~。ま、主演の二人に関してはそれぞれにご意見があると思いますので、ご覧になった方のコメントお待ちしております(うほほ)。

んで、なんだかんだと真剣に書いちまったもんで(汗)また長くなっちまっただよ(いつものことだが)。なもんで今日はこのへんで終わりにしとこ。

・・・っと思ったんだけんども(爆)。


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(2006/12/18(月) 23:13)

 キミ達おとこの子、ボク達おんなの子
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へへへへイ、へへヘイ、おいで遊ぼう~。ってわけでして(タイトル見てわかる人がわかりゃーよろしい)駆け足気味のコレクション考察の合間に最近見た映画のお話なぞ。やっとこさNetflix(全米大手デリバリーDVD)に入会したもんで、ここんとこ週ニペースで新旧取り混ぜた映画生活をしております。それに加えて映画大国のアメリカは一日中古い映画を流すケーブル局なんてのもあって、真剣に観ようと思ったら自宅で映画鑑賞なんつー機会はいっくらでもあるのよねん。なのでワザワザ、Netflixに入らなくともとは思うんだけど文明のリキは使ってみにゃあ解らんのでね、お試しも必要かと(笑)。今のとこは見逃してた作品なんかが気軽にレンタル出来るから便利に使っておりますが、そのうちナァナァになって借りた映画も見ずに終わっちゃったりするんだろーか(己の飽きっぽさに不安)。

とは言え、話題の新作なんかも毎週毎週ドンドン上映されているわけでして、日本に比べたら半額くらいで観れちゃうので映画館へ足を運ばにゃソンソンってのも有り。映画生活に勤しむのもいささか忙しいわけなのです。で、せっかく映画館に足を運んで鑑賞するならば連れはやっぱり感想を共有出来る相手が望ましい。我が夫も世の男性の例に漏れず、ちょっとガーリータッチだったり、ロマコメなんていうカテゴリーのリクエストになると(トーゼン)渋るわけさ。なのでマニアックにアタシ好みの作品はDVDの発売を待って観るものも多いんですが、今回はたまたま地元の友達と映画話をしていた時、アーティストの彼女が「The Science of Sleep」が見たい!と。

アタシもちょうどTVトレイラーを見て気になって珍しくグーグってみたりなんかしてた作品だったので、それじゃあもう1人の仲良しを誘って女同士で行こう!ってことになって無事に鑑賞が出来ました(Kちゃん、いつもありがとー)。だってなんつったって、あのガーリー界の大御所、しかも生粋のフレンチ女、以前このブログでも特集しちゃった(追記:左のTime Machineから過去記事の飛べます)シャルロット・ゲンズブールが出てるってんだもの。こりゃあガーリーさんなら見たいでしょ。

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アタシは全然知らなかったんだけど監督のミシェル・ゴンドリーの今までの主なワークはCMやPVの監督だったようですが、初監督長編映画「ヒューマン・ネイチャー」ではスパイク・ジョーンズなんかとも仕事をしております。日本ではジム・キャリー主演の「エターナル・サンシャイン」が比較的有名なんじゃないかと思われますが・・・違うかな?ジム・キャリー=コメディー映画に直結しているアタクシのアンテナには(苦笑)まったく引っかかること無く、これまた相手役が興味の無いケイト・ウィンスレットだったつーこっともあってタイトルくらいは知ってるってだけで完全にスキップしておりました。

が!この「The Science of Sleep」を観て気持ちが180度転換(こういうのって楽しい発見だよねー)。さっそく「エターナル・サンシャイン」をNetflixのレンタルリストのトップにしてみました(笑)。なので上手く行けば今週にでも観れるかなー(Iちゃん、レコメンありがとねー)。

おそらく日本でもそのうち公開される作品だと思うので、通常通りのおせっかい甚だしいネタバレは控えめにしておきますが(苦笑)この作品の場合、ストーリーを語ったところで鑑賞する価値は一分も減りゃしません。いや、ストーリーはどうでもいいってわけじゃなくってこの映画は映像を体感するためのもの。ちょっと実験映画的な要素が盛り込まれてるので主人公と一緒にスクリーンの中で遊ぶ感覚とでも表現したらいいのかな?

アタシ自身は感情移入とかそういうレベルではなく、上映中はただひたすら登場人物と共に覚醒してたっていう感じ。ちょっと表現が伝わりにくいですな。ま、そういう作品なんだわ。原題を直訳すると「眠りの科学」だしね(笑)。もう覚醒されちゃって下さいまし。っていう感じ。うひゃひゃ。って、抽象的な言葉を並べてもわからんので思い出せる範囲で(もう忘れてんのかい)あらすじをちょっとだけヨ(うぷ)。

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ステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)はフランス人の母を持つ、自称アーティストの気の弱い男。メキシコで暮らしているけれど、父の他界後、数ヶ月経ってフランスに住む母の元を訪れる。母はステファンにフランスで暮らして欲しいためにグラフィックデザイナーの職を見つけたと言って呼び戻すが、実際はデザイン事務所の雑用係だったりとなかなか人生が上手くいかない。そんな時、アパートの隣の部屋にステファニー(シャルロット・ゲンズブール)が越して来る。優しいステファニーに一目で心奪われるステファン。なんとか彼女に自分の気持ちを伝えようとするが元来の不器用さと初めについてしまったウソのためにどうにも上手くいかない(笑)。

ステファニーは親友のゾーイと共に画材屋に務める音楽好きなパリジェンヌ(舞台がパリなのかどうかは定かじゃないけど)。ステファニーもゾーイがステファンをからかうためについたウソで職業は「才能ある作曲家」ということになっている。まあ、どっちもウソをついているというわけ。すぐにバレちゃうんだけど。そんな二人の可愛い恋のお話。っていうのがザッとあらすじでございます。

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で、ガエルくん演じるステファンってのが自称アーティストらしく、かなりの妄想オタクで(大笑い)リアルな夢を見ることに悩まされているという繊細な人物なわけ。で、そのリアルな夢と現実の世界が巧みにリンクして、スクリーンを観てるうちにコッチまでどっちがどっちだかわからなくなるっていう寸法。そしてその夢の中に登場して来るすべて(すべてよ、すべて)が、もう~ガーリー炸裂。メルヘンなんですわ、メルヘン。アタシャ軽く映画館で萌えてしまいましたわ(爆)。捻るとセロファンが流れ出て来る蛇口、ハンドクラフトの電話やタイプライター、バーをクルクルと廻すと可愛い模様が編まれて出て来るニット編み機、ステファンが逃走に使うダンボールアートの車、ステファニー(ややこしいが、そこがまた物語のミソ)の宝物の馬の縫いぐるみに乗って走る二人などなど。もう数えきれないくらいのロマンティックな世界が広がっております。

まるでオモチャ箱をひっくり返したようにキッズアイテムがいーっぱい出て来るんだけど、そのどれもが子供騙しのような安っぽさはなくキチンと大人のおとぎ話になっている。ファンタジーだけに収まらないアーティーなムードに溢れてるのはコンピューターグラフィックを駆使して作ったクール感のある映像だからなのかもしれません(世界観としてはティム・バートン系?)。おそらく監督もCGっていうクールなツールを使って温かみのあるものを表現したかったんじゃないかな。

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チラッとミシェル・ゴンドリーのバイオグラフィーを読んだんですが、これって監督の私小説なんじゃないかしらん?フランス人であるという彼は小さい頃レゴでばかり遊ぶ子供だったらしいんですが、そんなレゴで作ったような世界を彷彿させるシーンも出て来るし、登場人物のステファンのキャラクターは実家に帰って来てから自分の子供部屋で寝起きをするんだけど、オモチャを使って「相手の思考がわかるヘルメット」とか「タイムマシーン」と変なものばっか作るようなオタクなわけで・・・。こんな作品を作っちゃったゴンドリー監督と繋がるところがあるような気がして仕方がない。で、そんな子供っぽい(けど一生懸命な)ステファンを真剣に相手にしてくれるのがステファニーってわけ(って、ことは監督の夢の女?←深読みは常に止まらず)。

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で、この二人のやり取りがこれまたもの凄く可愛らしいんだけど・・・アータ、「ラテン訛りの英語VSフランス訛りの英語」もしくは「フランス語&英語字幕」っていう英語の苦手な日本人にはそりゃあツライもんがありました(汗)。訛りに関しては覚悟をして出掛けたのと、そんなに思ったほどヒドいアクセントじゃ無かった(個人的にはブリティッシュアクセントのほうが意味不明)ので英語部分はいいとしてフランス語には参っちゃったよ~。物語の2/3くらいはフランス語なんだものー。

この作品、最初はパトリシア・アークエットとか、ドリュー・バリモアの名前もあがってたみたいなんだけど、やっぱりフランスを舞台にするってことでシャルロットに白羽の矢があったったのか?つたない恋愛のお話っていう内容はドリューにも似合いそうな気はするけど、これはシャルロットで正解だろーな。フランス女の神経質な繊細さが良く出てたもの。

メルヘンな内容にフランスの街並や古いアパートがピッタリだったし、物で溢れかえったステファニーの部屋(のワリに風水にも気を使ってるような)も、思いっきりツボを刺激されました。そしてパリジェンヌと言えば少ないアイテムを着回す名手(てか、毎日同じ服装っていう話も)。着た切り雀はパリジェンヌの常識とばかり、伸びちゃった(ような)手編みのニットにジーンズ+ヘヴィーデューティーなコートなんつー、さり気ない(より、素っ気ない)着こなしがまたナイス。最近、オサレの気分がシンプルな方向に行き始めてるのでこれまたツボを刺激された感じでございます。

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ステファン役のガエルくんは想像通りに(爆)とーっても小さかったんですが、そこも含めてこのちょっとカッコ悪いほど純粋なキャラクターにピッタリ。先日、某所にてブロガー友達のルビちゃんと「ガーリー少年」の増加について語り合った?ばかりだったので、まさにガエルくんのガーリーぶりはタイムリー。ステファニーに怒られて泣きじゃくっちゃうシーンなんてアンタ本当に子供じゃないんか?と思っちゃったくらいですわ(ウキキ)。いっそ、ガーリー・ガルシア・ベルナルって名前変えちゃえばいいのに(無責任過ぎ)。

あのデフォルメされたみたいに漫画チックなガエルと母性愛に溢れた薄味のシャルロットの対比もオモシロかったし、映画ってやっぱり役者のケミストリー有りきなんだよなぁ~とまたしても納得させられること然り。とにかく色んな角度から観て感じて楽しめる作品なので、難しいこと考え無しに素直にハッピーになりたい気分の時にお薦めの映画。アタシはこれでご飯三杯はイケマス(意味不明)。

Appleトレイラーはコチラ
オフィシャルサイトも可愛いです。コチラ

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ゴンドリー監督を交えた撮影風景。
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コレだけ画像をキャップっても何か物足りない・・・(え?オイラだけ?)。そーだっ、アレを捜してみよう(ワザとらし)。


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(2006/10/11(水) 03:24)

 冬が来る前に
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四季のある土地に暮らすガーリーの皆様こんにちは。本日は「コートの季節が待ちきれない!」という、そんな暑がりで(笑)オサレな貴女のために冬のガーリーファッソン全開の映画をご紹介。作品は叙情的な主題曲と共に世界的にも有名かと思われる70年の作品「ある愛の詩」でございます(皆、もう見たかなー?)。「LOVE STORY」という至ってアッサリとシンプルな原題を「ある愛の詩」と訳したこのセンス。アタシの中では「風と共に去りぬ(原題:GONE WITH THE WIND)」や「昼下がりの情事(原題:LOVE IN THE AFTERNOON)」なんかと並んで文学の誉れ高い邦題に思えるんですが、それにしても昔の人はロマンチックだったのね~。と感動すら覚えてしまいます。で、まあ内容のほうはご存知の通り。・・・え?って知らない?ンなバカな・・・って、今回調べててわかったんだけどさ、どうやら韓流ドラマでリメイクされたほうが現代ではメジャーなようですな(苦笑)。ま、そんな感じで超有名作につき、今さらアタクシがゴチャゴチャとストーリーを説明するまでもないので「エーッ、知らないよ~」ってな奇特な方のみコチラであらすじをご参照下さい。

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で、あらすじの説明も無しに作品の紹介とはなんぞや?というわけなんですが、アタシがこの作品に惚れ込んでいる(ちょっと大げさか)の理由はファッソンがエラくオサレ。ってことなんですわ(うほほ)。アイビーリーグであるハーバード大学に通うオリバー(ライアン・オニール)とハーバード系列の女子大に通うジェニー(アリ・マッグロウ)の悲恋話なので、トーゼン当時のアイビーファッソンが満載。それも悲恋=冬の舞台設定っていうお決まりコースのため(もしかしたらこの映画で確立されたのかも)物語の9割は冬。なもんで、現状アタクシは妄想でケリをつけるしか無いんだけども、これから冬を迎える皆様のお役に立てるんでは?と余計なお世話を思いついてアップを思い立ったわけですの。いやホント、個人的にこの映画には過去どれだけ冬ファッソンのヒントを頂いたことか・・・。DVDもトーゼン大活躍です(笑)。

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アイビー文化=アメリカの若者文化とも言えるので、アメカジ好きな方なら馴染みのあるものだと思うのですが、この映画の中には本物のアイビー精神がいっぱい詰まっております。まず、そもそもアイビーファッションってのはアメリカ名門8大学のアイビーリーグに起因するわけで、歴史を紐解くと先祖代々アイビーリーグで学ぶアッパークラスの後継者達が好んだ質実剛健な服装ということになるらしい(詳細はコチラ)。

この主人公のオリバーもボストンの名家の4代目っていう設定で弁護士を目指し、ハーバード大ではホッケー部に所属し、夏はヨットを操って~なんつープレッピー(=お坊ちゃま)。これだけでもアータ、立派なアイビー精神に満ちております。片やジェニーはイタリア移民の貧しい生まれっていう設定なんですが、それでも子供の頃から教会で歌ったり、ピアノを習ったりしていて音楽に造詣が深いアーティーな女性として描かれている。後にオリバーはジェニーとの結婚を反対され親からの援助を絶たれるんですが妻が家計を稼ぎ、夫は見事に自力でハーバードのロースクールを卒業、NYの法律事務所に就職するわけです。「愛とは決して後悔しないこと」という名言を掲げ、奨学金でパリに行って学ぶ機会をフイにしてまで夫に尽くす妻。思わず耳が痛くなりそうな、今じゃ化石の人物像であります(爆)。

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その貧しい出身のジェニーが少ないワードローブを駆使してのアイビーファッションが可愛いのなんのって言ったらアータ。トラッドばりばりではない、そのガーリーテイストは学ぶところが多く、アメリカ東部では格別な人気を誇るというマーク・ジェイコブス(どっちかっていうとマークbyのほう)がお好きな方は是非ともご覧あれ。で、まず簡単に説明できるほどにジェニーのワードローブは少ない(笑)。黒のピーコート、キャメルのベルテッドコート、赤系と黄系タータンチェックのミニスカート、それとお揃いのマフラー。フランネルの無地キャメルとグレイのミニスカート、黒、グレイのタートルニット、赤の丸首ニット、白のカッターシャツ、サーモンピンクのパンタロン、黒エナメルのバレエシューズ、黒ブーツと他にもあったかもしれないけど、まあこんな感じ。で、特別なシチュエーション以外はこれらがヘビーローテーションで(数年に渡って)活躍しているわけなんです。

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そんなベーシックを極めたようなアイテムのコーディネイトが、そりゃもう気が利いてるんですわ(ちょっと感動するくらいよ)。ニット帽やアイビーリーグのシンボル?太ボーダーのマフラーを上手に効かせたアクセサリー使いや、少ないアイテムをバリエーション豊かに見せるための色合わせ。時代背景の良さっていうのもあるんだろうけど、スカートからコートに至るまで皆ミニ丈で基本は黒タイツを合わせ、時には赤タイツや素足だったりもする。派手さは無いんだけど清潔感に溢れてて、そのどれもがガーリー炸裂なんでございます。またオリバーがNYの法律事務所で働き始め生活に余裕が出て来てからの若妻ファッソンも、白コートにベージュのパンタロンと大判マフラー、ヌードの革手袋なんつーラルフ・ローレンな出で立ちで素敵です。エッジーブームの昨今、こういうファッションをしてるギャルって今や皆無なのかもしれんけど、若いからこそ可愛い地味さ、質素さってあると思うのよん(ありゃ、オバちゃん発言だな)。自分も若い時にはさんざん言われてたことなんだけど(汗)。もうさ、まあいいから黙って見てご覧よ。という感じなんだわ(笑)。

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ジェニー役のアリ・マッグロウは女優になる前、NYで撮影用のファッションスタイリストとして働いていたそうで、その流れでモデルをやったのがプロデューサーの目に留まって女優になったとういう経歴の持ち主。なのでもともとファッションに対する勘のいい女性だったんでしょうね。こんなベーシックなスタイルをお洒落に見せるというのは一朝一夕じゃ出来ないもんなー。もしかしたら作品内のコーディネイトも彼女の意見が取り入れられてたのかもしれませんねぇ。褐色の肌に黒髪のロングヘアと太い眉毛が印象的な風貌のアリは野生溢れるパッションを感じさせるとこもアタシ好みだったりするんですが、比較的、アジア人にも取り入れやすい要素が多いところも魅力。役柄も頭の回転が早く口が達者で小生意気だったりして、これまた大好物。うへへ(オラ親父かよ)。結局オリバーに惚れ抜いて尽くす女になっちゃうんだけど、まあこれもこういう情熱的な女の定番かと。いわゆる男性に一番好まれる「Hard to get, easy to handle/手に入れがたく(手に入れてしまえば)扱いは易い」の典型でしょうな。ま、その辺も作品をご参考に(笑)。

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アリ・マッグロウは数いる往年のハリウッド女優の中でも好きな女優なんですが、大人の女のワイルドさとピュアな少女っぽさが巧みにミックスされたタイプ。意志の強そうな強い骨格の顔が笑顔になると一転してキュートになる。今の女優ならちょうどアンジーみたいな感じでしょうかね。アリも今では67歳のベテラン熟女なわけですが、現在はほぼ現役は引退し過激な動物愛護で知られる団体のPETAのために働いたりしているようです・・・。そう言えば「ゲッタウェイ」で共演したスティーブ・マックイーンと恋に落ち、プロデューサーの夫ロバート・エヴァンスと離婚(後にマックイーンとも離婚)してしまったほどの情熱家。なんとこのスキャンダルによって「華麗なるギャツビー」のデイジー役(ミア・ファロー)と「チャイナタウン」のイヴリン役(フェイ・ダナウェイ)のキャスティングを外されてしまったんだそうです(アリバージョンで見てみたかったなぁ)。「ゲッタウェイ」は新婚当時のキム・ベイジンガー&アレック・ボールドウィン夫妻がリメイクして話題になりましたっけねえ。「ある愛の詩」とはまた違った(センシュアルな)アリをご覧になりたい方はこちらもどうぞ。

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捜してみるもんです(笑)。「ある愛の詩」の冒頭の9分間のビデオがありましたぜ。



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02年のオスカーで「ある愛の詩」の監督、アーサー・ヒラーに贈られた功労賞のプレゼンターとしてステージに立った30年後のオリバーとジェニー(笑)。ジェニーはヨガの効能アリ?で60代にしてこれならなかなかなモン。そんなジェニーと対照的なこのオリバーは見たくなかったな~(絶句)。
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今日のオマケはおせっかいなコレ!

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(2006/10/02(月) 15:11)

 100万とおりの生き方
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数週間前のこと。なんとなく(いつもそんな感じで生きてる女なもんで)チャンネルサーフをしていたら、フッと引き込まれるように見入ってしまった映画に出逢いました。TV前でジッとしてられないタイプなのでこういうことってスっゴく珍しい。だからこそ、そういう時の自分の勘をを信じてるんですけどね。途中からの観賞後、やっぱりその作品があまりにも印象深かったのですぐさまアマゾンで注文。おかげで今じゃ数週間前に知ったとは思えないくらい大好きな作品になってしまいました(笑)。原題は「Harold and Maude(ハロルドとモード)」71年の作品です。

調べてみたところ、アメリカ脚本家組合が選んだ「優秀脚本映画101」にも選ばれている有名なカルトムービー(某所にもコミュがあったし。笑)。日本でも「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」っていうタイトルで当時は公開されたようなので既にご存知の方もいるかもしれません。脚本が優れてるってこともあって舞台で演じられることも多いようで、今でもこのオリジナルがテレ東のお昼の映画枠や名画座にかかったりすることもあるらしいんだけど、残念ながら日本でのDVDの発売が無いそう(何でなんだろ)。なのでコレを読んで下さって興味を持たれたとしてもDVD購入してすぐに鑑賞ってわけにはいかないかもしれません(思わせぶりでスマンのう)。アメリカ版はもちろん販売されていますが字幕でも吹き替えでもないので機会が無ければホントに目にしないだろうと思うの。だけど是非とも多くの方に見て欲しい作品だと思うんですわ。

内容を簡単に説明すると『死への誘惑に取り憑かれた20歳の少年ハロルドと一週間後に80歳の誕生日を迎える老女モードのコミカルでハートフルなラブストーリー』って簡単過ぎ?(うひゃ)。んじゃ、もう少し詳しく(←誰も頼んでないけどよ)。良家のお坊ちゃんであるハロルドはある事件がキッカケで退学になり、いわゆるプータロー暮らし。今は見知らぬ人の葬儀に参列することと狂言自殺が趣味という、とーっても暗い少年。彼の母は未亡人の大学理事長。息子に対し支配的な美しい女性なんですが肝心の母性愛が欠落している。で片やモードもハロルドと同じく他人の葬式に参列するのが趣味っていう変わり者。でもハロルドと違い80歳になろうっていうのに、いつも元気はつらつで生きることを心から楽しんでいる、とーっても明るいお婆ちゃん。そんな二人が何度か葬儀で顔を合わせ、好奇心旺盛なモードに半ば引っ張られるようにナンパ?されたハロルドが次第に彼女に惹かれて行くというお話。って、これじゃまだ作品の良さがわかんねーよって?(だよな)。ではココからネタバレになりますので知りたくない方はスキップして下さいまし。

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歓迎すべからぬ母親からの支配もあって常に鬱状態のハロルドは、母の前で狂言自殺を繰り返すがことごとく無視される(これがまた可笑しいんだ)。そんなハロルドの態度にいささか呆れ切った母は心配や愛情からでは無く、世間体のためにハロルドを大人にしようとカウンセラーにかからせたり、陸軍大佐で根っからの軍人気質な伯父から説教を受けるように仕切る(ここもまた可笑しい)。そしてついには大人になるためには「結婚」が一番の策であるとばかりにお見合いまでも勝手にアレンジ。そんな誰にも心を許せない状況の中、ハロルドが葬儀で顔を合わせる不可解な老女モード。遠くから舌打ちでハロルドに合図を送って来たり、無視しても図々しく近寄って来て話しかける。そしてこのお婆ちゃん、なんと免許も持ってないのに(!)他人の車を勝手に拝借してしまう癖がある(まあ、いわゆる泥棒ですな)。ある日の葬儀でハロルドの車を拝借したことがキッカケとなって、ハロルドはまんまとお婆ちゃんの自宅まで送らされる羽目になり・・・そこから二人のロマンスが始まって行くというわけなんです(どーよ、オモシロくなってきたけ?ウケケ)。

お茶の誘いを一度は断って帰ったハロルドが再びモードを訪ねると留守。モードを捜しに行ったハロルドが目にしたのは、なんとアーティストの家でヌードモデルになっている彼女(笑)。こんな様子で自分自身も芸術家である(らしい)モードは至って自由奔放。外見の衰えなどまったく気にしてる風も無く、言うこと為すこと夢見る少女のまんま。古い電車の車両を住居にし、その中には溢れんばかりの物、物、物(コレクターだというモードの家はアタシの憧れの世界!ウヒヒ)。また覇気のないハロルドに歌や踊りを勧め、楽器は出来ないという彼に「どんな人でも音楽をするべきよ~」とバンジョーを弾くことを教えたり、街路樹が枯れかかってしまって可哀相だと言っては、ハロルドが止めるのも聞かず盗難したトラックに街路樹を積んで森へ植え替えに向かったり。その途中でポリスに止められて尋問されるのにも怯まず「アナタは今、自分自身じゃないのよ。政府のせいでそんなこと言わされてるだけだわ」と主張(笑)。そのうえ、ポリスが盗難車をチェックしている間にサッサと白バイに股がり、ハロルドをバックシートに乗せて逃走(ここがサイコー)。

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とにかく思いつくままに行動し、それをちっとも悪びれないモード。いや、こう書くと人騒がせな「モーレツ婆ちゃん」には違いがないんだけど、すべての行動にはモードなりの理由があって根底には深いレベルでの愛があるわけなんです。実在しない人物なのが誠に遺憾ではありますが(いたら大変だけど)これぞアタシが知っているガーリー熟女の中では最高齢だと思われる(うはは)。こんなチャーミングな人柄に見ているコッチもハロルド同様、彼女に惹かれて行くのは皆様が容易に想像できる通りってわけなんでございます(笑)。

いやこれ、この有り得ない(とも言い切れないけどさ)年齢設定じゃなかったら、「死」をテーマにしたちょっと重めな普通の恋のお話なんだけど、登場人物がコミカルに描かれているのと時代背景の相乗効果ですごく魅力的な作品に仕上がっているんですわ。モード役を演じた舞台女優のラス・ゴードンの演技も素晴らしく、出て来た時は普通にそこいらにいそうなお婆ちゃんそのものなんだけど物語が進行するにつれ、だんだんと無邪気な少女に見えて来るんだわ(森光子先生のソレとは違いまっせ)。ハロルド役のバド・コートも今現在の風貌が信じられないくらい(苦笑)クリッとした清潔感のある坊やで、その生まれ持ったビックリ顔ゆえにこのちょっと不気味で笑えるキャラクターにピッタリ馴染んでいる。脚本も然ることながらキャラクターと俳優のケミストリーもパーフェクト。なぜこんな逸品が日本ではメジャーにならなかったのかホントに不思議です。

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中でもフルってるのがモードがハロルドに語る台詞の数々。退学して母を悲しませて以来、死をエンジョイしようと決めたんだと泣きながら告白するハロルドに「多くの人はそうやって生きることから逃げてるのよ。でも本当は死んでなんかいないの。だから手を伸ばしてチャンスを掴んで人生をプレイしなきゃ」と語って聞かせるモード。また好きな花を聞かれたハロルドがマーガレット畑を指差して「こんな風な花かな」といい加減に答えると「どの花も違うのにそんな風に言っちゃダメよ」と。それでもなお「どれも同じに見える」というハロルドに「花びらが痩せてるのもあれば太ってるのもあるし、右に傾いてるのも左に傾いてるのもあるでしょ。人間も同じよ」と語るモード。いや、こうしてアタシ如きが言葉にすると陳腐な台詞になってしまいますが(苦笑)ラス・ゴードン演じるモードが語ると重みがあり、そして真っ直ぐで爽やかなんですわ。なんだか歳を重ねる楽しみっていうのはこういうとこにあるのかもしれませんよねぇ。

楽しみって、あの若い男子と交流するっていう意味じゃないっすよ(ウソって言うな)。その昔、何かの本に「30過ぎた女が語る言葉は自然と説得力が出てしまう」っていうようなことが書いてあったのを読んだことがあって、ヤケに納得しちゃったアタシは(苦笑)それからなるべくオフィシャルで重い発言はしないように気をつけているんですが、こうして人生を渡り抜いてきた大人の女が語るガーリーな?言葉には「気をつけないと重く取られがちな年齢」を過ぎてしまった自分でさえも感じいってしまう深さがあります。もちろん台詞なんだけどさ。こういうシンプルなことを忘れない大人になりたいなーと(もう年齢だけは大人だけど)。そして(語るんであれば)言葉に経験の裏付けがある年寄りになりたいなぁとも感じます。

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たぶんモードも楽しい経験と同じくらいに悲しい経験もしてきて、だからこそ他愛もないことで悲しんでるハロルドが解る。自分が他人にどう見られたいかじゃ無しに、正直な自分でいること(正直ってただ自分が正しいと思うことを語るのとは違うよ)が相手にも心地よさを与えることを学んできたから20歳の若者にも真っ直ぐでいられる。死にたい気持ちになった人じゃなければ、死にたい気持ちの人の気持ちは解らない。どんなキレイごとを語っても、本で読んだ知識を披露しても心のレベルで共感がなければ伝わらない。そしてそれを軽やかに表現できるのも年の功なのかもしれませぬ。アタシ自身、まだまだ死について語れるほどの百戦錬磨な人間ではありませんが(うひゃ)モードの言葉には深く共感します。

そしてラストは自分の寿命を決めていたモードがハロルドが開いてくれたバースデイパーティーの一時間前に睡眠薬を飲んだことを告白。絶叫し悲しみ打ちひしがれ、救急車の中で「I love you」と繰り返すハロルドに「そう。愛を見つけに行くのよ」という言葉を残して死んでしまいます。このエンディングには賛否両論があると思いますが、天涯孤独なモードはハロルドに会う前から自分の寿命を決めていてそれを実行しただけ。ハロルドとの恋愛は神様がくれたボーナスみたいなものだったんじゃないでしょうか・・・。こう書いてしまうと老人自殺の賛成論者みたいになっちゃうけど所詮はファンタジーですから(そこんとこお間違えなく)。そして残されたハロルドはどうなったのか?と、ここまで書いておいてなんですが、この部分だけは皆様がこの作品に巡り会う機会を祈ってネタバレさせずに置きたいと思います。

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実はコレ、キャメロン・ディアズ主演のヒットコメディー「メリーに首ったけ」の中でキャム演ずるメリーが好きな映画にあげていた作品でもあって、まあカルトムービーっていうくらいなので恐らく映画関係者にも好きな人は多いんだろうと思われる。で、アタシが「ハロルドとモード」を初めてTVで観た時にまず思ったのは「これってロイヤル・テネンバウムスじゃん!」ってこと。はじめは背景の美術やカメラワークなんかを見て感じたんだけど鑑賞しているうちに共通点がたくさんあることに気づきました。例えば英国調の重厚な古い家具を配したいかにもお金持ちそうな邸宅、そこに住んでいる神経症で不機嫌な人々、何かに固執する天才肌でマニアックな主人公(ハロルドは車や機械を弄らせたら天才的)端から見てると滑稽なほど気持ちの通い合わない家族、そんなコミカルなシチュエーションで芽生える恋、若者より意気がよく生を謳歌してるお年寄り、そしてポップな死の取り扱い方・・・。

ちょっと前に仲良しブロガーyokopinのブログで「ライフ・アクアティック」の話題が出たもんで、こんな風に繋がるのもなんだかミョーな偶然を感じてしまったりしたんですが、この作品もそして「天才マックスの世界」もウェスの描く世界は皆そんなんばっか(笑)。なので、もしかして「ハロルドとモード」ってウェスの創作の源になってたりして?と思った矢先、なんとハロルド役を演じたバド・コートが「ライフ・アクアティック」の中にチョイ役で出てる!と聞いて慌てて見直しちゃったよ。たしか~に出てました(笑)。もうそれだけでウェスがこの作品に影響されているのは明らかって言っちゃっていいと思うのよ。おまけに音楽の効果的な使われ方っていうのも酷似。音楽の重要性っていう点は70年代のインディペンデント作品を意識しているソフィアや他の若い監督作品なんかも同じだと思うんだけど、登場人物の心情や作品のメッセージをそのまま表す音楽の使い方が「ハロルドとモード」は素晴らしい。きっとこういうところがカルトとして愛され続けている理由なんでしょうね。

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作品中の曲はフォークソングの大家、キャット・スティーヴンスが書き下ろしたオリジナルだそうなんですが、この作品のファンは連動してキャット・スティーヴンスのファンという人も多く、それだけこの作品には欠かせない一体感のあるものとなっております。その一つ一つに込められたシンプルで優しいメッセージは生き生きとして逞しく、今こんな時代だからこそ聴く価値があるんじゃ?と柄にも無く思ってしまったほど胸に迫るものがあります。ちなみに彼は今も音楽活動を続けているようですがイスラム教に改宗し名前もYusuf Islamと変えて人道活動や平和のための活動などを行っているようです。一時はテロリストへの懸念からアメリカへの入国を拒否されたりもしたようですが、今はその疑いも晴れ彼の曲をカバーするアーティストも絶えないという話です(だっていい曲だもんなー)。なので、もしかしたら映画よりもキャット・スティーヴンスを知ってる人のほうが多いのかな。で、もしもアナタがキャットのファンだったら、コレは何としてでも入手すべき作品だとはお伝えしておきます(まぢで)。


上のPVは作品のテーマソングとも言える「IF YOU WANT TO SING OUT, SING OUT」
で、この曲の訳詞は以下(プロじゃないけど、そこんとこヨロスコ)。

もし歌いたいんだったら、もし自由になりたいんだったら
100万とおりの方法があるのを知ってるだろ

もし贅沢に生きたいなら、もし質素に生きたいなら
100万とおりの方法があるのを知ってるだろ

キミは自分のしたいように出来るし
キッカケもある
もし新しい方法を見つけたなら
それを今日試すことも出来る
すべてを現実にすることだって出来る
そしてやらないことだって出来る
キミは知ってる
それが簡単なことだって
必要なのはそれを知ることだけなんだ

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数十年後のバド・コートと故人となったラス・ゴードン。
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そしてオマケはやっぱりコレ。


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(2006/09/24(日) 15:53)

 ドラマティックな初恋物語
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週末やっと「メモワール・オブ・ゲイシャ/邦題:SAYURI」を観ました。日本ほどでは無いにせよ、賞レースにも盛んに名前の挙がる作品だったのでアメリカでも話題にはなっていたんですが、いかんせん和物にまーったく興味が無いっていう、やや非国民なアタクシ(苦笑)。鼻っから見たいってゆー気持ちは無く、夫が怠惰な妻を慮り「母国の文化をちっとは勉強したほうがいい」っつー理由で無理矢理気味にDVDを買ってくるまでは、まさかこの自分がゲイシャ映画を見るとは思っておりませんでした(大げさ~。爆)。まあ、そのくらい予定外の鑑賞だったってこと。で、実際に観たのはアタシだけ。購入者の夫は「自分の国の映画じゃない」という理由で鑑賞拒否(わけわかんねーし)。すいませーん、これめちゃめちゃハリウッド映画なんですけども・・・と言ってみたとこで、一般的なアメリカ人男子が見たがるような作品じゃないことはたしか。言ってみれば、日本男児が嬉々として「マリーアントワネット」を観に行くようなもんだもんな。あんま有り得ないでしょ(いや、見たい人は見りゃいーのよ。ガーリー男子大歓迎でっせー)。

で、また前置きばっか長くなりそうなので本題の感想はと申しますと、なかなかどうして面白かったんですよ。日本でも既に公開済みなので遠慮なくネタバレモードで書かせて頂きますと「やっぱこの映画ってチャン・ツィイーのための映画だわ」と、観ていて激しく思いました。だって主役のSAYURI以外に美しい心の持ち主って出てこないんだもの(笑)。否、SAYURIとの関わりで途中から心が変化していく人達もいるんですが、大半は何か心にドロドロしたものを抱えていて、それぞれが何かの理由ででSAYURIを利用したい人ばかり。で、そのドロドロしたイヤらしい大人を演じる脇役達が皆、素晴らしい。チャン・ツィイーの演技力がどうこうと言うより、この役柄に関しては彼女のルックスがあったからこそ完成度が高かったんだという気がします。チャン・ツィイーのあどけない顔、しなやかな体つき、常に何かを訴えかけるような真っ直ぐな視線の中には、どんな辛い目にあっても心だけは売り渡さないっていう、主人公の純粋な心意気が溢れてる(実際の本人の中身は知りませんけど)。その純真無垢そのもののチャン・ツィイー、そしてそれを上手い共演者達が巧みに苛める(うひひ)。

以前、仲良しブロガーのrubyさんがチャン・ツィイーの略歴を紹介してくれたんですが、中国での幼少時代から舞踏家になるため上昇志向の高いイケイケだったとか(爆)。なので、本人が自然に身に着けた目標達成のためなら、苦しくても全力でぶつかる姿勢がそのまま外見に滲み出てるわけ。子供の頃から芸に磨きをかけるため、ガッツでやって来た彼女の人生がそのままSAYURIの生き方に繋がるってゆー。・・・おいしい配役じゃーありませんか(笑)。中国人の彼女が日本の伝統芸能の芸妓を演じるにあたって色んな苦労はあったようですが、技術的な問題を抜きにしたら役作り的にはそんなに苦労しなかったんじゃないかとも思います。そのくらい彼女の(自然に滲み出るものも含めた)外見あっての作品じゃないかと。未だに反日感情の残る中国では、日本人の役を中国人が演じることへの不快感なんてのもあったようですが、アメリカって国はチャイニーズレストランで堂々と中国人シェフが寿司を握って出すようなお国柄ですからー。いいの、いいの(まぢっスかー)。

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チャン・ツィイーの外見的ハマり方も素晴らしかったんですが、この作品の中で最も良かったのは、SAYURIの子供時代を演じた大後寿々花ちゃん。恐らくチャン・ツィイーに似てる子供ってことで抜擢されたんでしょうけど、この子もまた顔から滲み出る何かがある(寿々花ちゃんのシーンでは何度か泣いてしまった!)。ちょっとグーグってみたら「劇団ひまわり」に所属してるとか。どうりでガッツが入ってるような気がしたのよん(オバちゃんのことまで泣かしてからにぃ)。で、ストーリーはこの二人の純粋無垢を絵に描いたようなルックスの助けを借りて、最終的に(え。もう?)初恋成就へと向かうわけなんです。てか、9歳にして大人の男(しかも、あの時代に既に企業の会長クラスだった)に恋をし、数奇な運命に翻弄されながらその数年後には恋を成就させちゃうっていう、したたかさ、否、純粋さ。もちろん、そんなハッピーエンドをSAYURI自身が自分で仕組んでいくわけじゃありませんよー(笑)。すべてが偶然の産物。そして自分が常にピュアであることで、知らず知らず周囲に影響を与えていったことの結果なわけなんです。そこがね、ガーリーで感動させられました。最後にSAYURIが謙さん演じる初恋の人に「初めて会った日から、ただ貴方の近くに行きたかった。それだけをずっと思ってた」と言うような(曖昧ですが)セリフ。あたしゃ、夫と一緒に観なくって(否、彼が鑑賞を拒否してくれて)ホントに良かったー。と胸を撫で下ろしてしまいましたぜ(うひゃひゃ)。こんなんが、伝統的な大和撫子のイメージと思われたらかないまへん(爆)。なのでこれは外国人(もしくは古風な日本男児含む)から見たファンタジーで、一部の古風な女子を除き、大半の日本人ギャルにしてみたら迷惑なストーリーかと(苦笑)。

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でもさ、何度も言うけど主要キャストが中国女優っていうのは、まるで表向きは寿司屋なんだけど、巻物以外にチャイニーズフードしか扱ってませんくらいスゴい強引さがあるよな(笑)。かと言って今の日本人女優の中で、SAYURI役をやれる人っていないような気がするし、仮に一人が見つかったとしても同じ気迫で絡める共演者は見つからないと思うしねえ。その点、SAYURIを育てる豆葉姐さん役のミッシェル・ヨー(これは本当にいい女の役でした)や、SAYURIが花形芸妓になることで落ちぶれていく先輩芸者、初桃役のコン・リーは同じ中国人だけにチャン・ツィイーの上昇志向的イケイケと気迫のレベルが同じ。桃井かおりや工藤夕貴もインパクトのある配役だったけれど「美」を競う相手という扱いではなく、徹底的な引き立て役っていう配役が個人的には面白かったです。てか、あくまでもキャスティングチーム、見た目の美しさで配役決めてますから~。みたいな(爆)。とは言え、桃井さんの演じた置屋の女将っつー役柄は、やっぱり日本人じゃなきゃ出来ないと思うから味わい深さはありましたけども。

で、そんな女優陣と対照的に辛うじて男性は日本の俳優陣がメイン。冴えない男を演じさせたら右に出るもの無し?(だか、どーだか知らんが)の役所広司がホントにウザくて、見てるコッチが腹が立ってくるほどだったし(最後には引くんだけどさ)注目の謙さんは、ただひたすら(下心を隠しつつ)微笑む演技っていう感じで、それはそれで本人も苦労したんじゃないでしょーかねぇ(笑)。つか、刀もってスゴんでるほうが顔にあってるし。なので、やっぱりチャン・ツィイー以外は演技力のある役者の総結集だったような気がします。いや、チャン・ツィイーの演技力をけなしてるわけじゃありませんよー(笑)。彼女は、ああいう外見の持ち主だったがゆえにラッキーだったなーと思うだけ(あら、同じこと?)。まあでもね(何よ、いきなり)今まで海外での芸者のイメージって言ったら、白塗りの顔に赤い紅&日本髪っつーだけで、日本人から見てもとても美しさを生業にしてるとは思えないようなヴィジュアルが常でしたけど、可愛いらしいチャン・ツィイーちゃんが芸者を演じてくれたことで、そのイメージやや払拭?ただでさえ、良くわかってないっぽい欧米人が、更にアジア人をごっちゃまぜに勘違いする恐れも無きにしもありますが「日本人女子=外見的に可愛らしい」というイメージを定着させてくれたら幸いであります(うひひ)。

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(2006/05/15(月) 08:25)

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まとめ



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